【小説家 宮島未奈さん】「なりたい」ではなく「なる」。言霊を信じて小説家デビュー。

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滋賀県大津市膳所(ぜぜ)を一躍有名にした小説『成瀬は天下を取りにいく』の作者である宮島先生は、今作品がデビュー作品。そして、第21回本屋大賞受賞。一度文章を書く仕事を辞めたが、コロナ禍中に小説家という道を目指し、主人公・成瀬のように信じた道を行った結果、天下(本屋大賞)を取られた宮島先生の作品の作り方や時間 〈とき〉に対する考えを伺いました。

 

 

宮島 未奈(みやじま みな)

1983年静岡県富士市生まれ。滋賀県大津市在住。京都大学文学部卒。2021年「ありがとう西武大津店」で第20回「女による女のためのR-18文学賞」大賞、読者賞、友近賞をトリプル受賞。2023年同作を含む『成瀬は天下を取りにいく』でデビュー。第11回「静岡書店大賞」小説部門大賞、第39回「坪田譲治文学賞」、第21回「本屋大賞」など15冠を獲得し話題となる。続編『成瀬は信じた道をいく』とあわせてシリーズ累計75万部を突破。

 

聞き手:日本能率協会マネジメントセンター代表取締役 張士洛



― 宮島先生、このたびはデビュー作での本屋大賞受賞、大変おめでとうございます。競馬がお好きとのことですが、まるでG1レースでの初勝利のような気持ちですか?


宮島:ありがとうございます。まだ信じられないような、夢のような気持ちです。受賞の知らせを聞いたときは、本当に自分のこととは思えなかったんです。予想外の速さで大きな賞をいただき、ただただ驚いています。本当にいきなり……デビュー戦でG1勝ったような。まさにその通りの感覚です。


― 『成瀬は天下を取りにいく』というタイトルがとても印象的ですし、最初の西武百貨店の作品が特に印象的に残っています。出版されてからの反響など、先生はどのように感じていらっしゃいますか?


宮島:出版前から書店員さんにプルーフという見本を配るのですが、その段階での反応が全国的に熱く、出版後は予想を超える反響があり、多くの書店で目立つ場所に展示されました。無名の新人としては、これほどの反応は予想外でしたね。R-18文学賞を受賞していたものの、その時はまだ短編1作のみで。その後作品を本格的に書き進め、出版後には書店員さんからの反応が直接届くようになり、読者さんを含め、多くの人に支持されている実感がありましたね。



先生の夢をも導く主人公の成瀬


― 成瀬というキャラクターは非常にユニークですが、どのようにしてこのキャラクターが生まれたのでしょうか?


宮島:成瀬というキャラクターを作る際、リアルさを保ちつつ興味を引くような特徴を持たせることで、奇をてらうことなく、地に足がついた感じで、共感を得やすいキャラクターを目指しました。過度に変わった設定にすると共感を失う恐れがあるため、例えば坊主にするなど少し風変わりな要素を加えました。この日常とのギャップが彼女の魅力を際立たせ、物語に深みを与えると考えていますし、読者さんからの共感も得られたのかなと思います。

また、私は漫画『こち亀(こちら葛飾区亀有公園前派出所)』が好きで、影響を受けていると思っています。両津勘吉も成瀬も、その存在に触れることで他のキャラクターたちが新しい価値観に気づいていくという内容は似ていると思います。ギャグを入れるところとか、主人公が回りを巻き込んでいくところとか、そういうのは絶対に両さんから影響受けていると思いますね。


― たしかに、毎回とんでもないことをしてしまうのに周囲から愛されていますよね。作品の中で感じることができる、日常のリアルさはどのように考えられたのでしょうか。


宮島:私はよく歩いてアイデアを探すんです。例えば、『成瀬は信じた道をいく』という続編に登場する観光大使のエピソードも、実際に歩きながら「これは成瀬のストーリーに使えるかも」とひらめいたものです。私が見たり、体験したことが、作品に大きな影響を与えています。自分が住んでいる土地だからこそ、魅力も伝えやすいんだと思います。


▲先生と話した瞬間、「成瀬は先生と人馬一体かなとすごくあらためて思いました」と先生ご自身が成瀬のモデルなのではないかと感じた張。


▲ 「本当ですか!?全部が全部ではないですが、成瀬に近いところはあるかもしれない」と先生。


― 島崎の気持ちにしても、篠原の気持ちにしても。常に成瀬だけが突出している。だから、日常を感じられるリアルさと、成瀬の対比なんかがすごく楽しかったですし、そこはかなり意識をされたのでしょうか?


宮島: はい、その通りです。最初に島崎と成瀬のキャラクターを考えた際、島崎を「普通の子」とし、成瀬を「変わった子」として対比させるために、幼なじみである島崎を通して彼女を描く方法を選びました。彼女は、常に目立ち、周囲とは一線を画す存在で描きたかったんです。


カバーデザインは、イラストレーターのざしきわらしさんに依頼。先生が想像する成瀬に近い女の子のイラストをもとに描いてもらったそう。また、西武大津店のシーンは、先生が実際に撮影した写真をもとに描かれたそうです。「ざしきわらしさんのイラストのおかげで、多くの人が成瀬のイメージを掴むことができた」と宮島先生。


― 小説家にもう一度チャレンジしたいということで書き始められたそうですが、この作品を書こうと思ったきっかけを教えてください。


宮島:子どもが幼稚園に通い始めた頃、在宅ワークで文章を書いていましたが、日々の繰り返しに飽きてしまい、何か新しいことを始めようと思ったんです。会社勤めが嫌で時間に縛られない生活を望んでいたため、以前目指していた小説家としてもう一度書いてみようという気になったんです。それが書くようになった一番の理由ですね。 



― 書いてみようと思って、書けるのもすごいですね。成瀬のキャラクターが、宮島先生自身の目標達成への強い意志と重なって見えますし、その強い意志が最終的に宮島先生を本屋大賞へと導いたわけですね。


宮島:彼女の行動力や前向きな姿勢は、私が小説家として目指す姿と非常に似ている気がします。ここまで6〜7年の時間を要しましたが、小説を書き始めたら予想以上にうまくいき、最終的に本屋大賞を受賞しました。ちょっと出来過ぎな気もしていますが、この経験から、強い信念があれば大きな成果を生むことができると学びましたね。



宮島先生にとって「時間〈とき〉をデザインすること」とは


― 本屋大賞の授賞式でNOLTYの手帳とノートをプレゼントさせていただきました。私は手帳を単なる時間管理のツールとは考えず、「時間〈とき〉をデザインするツール」として捉えています。時間管理は効率性や生産性を連想させますが、「時間〈とき〉デザイン」はこうなりたい、ああなりたい、だからどうしようという発想に近いんです。成瀬のキャラクターも、目標に向かって自ら道を切り開く姿が時間〈とき〉をデザインする行為に通じると感じていますが、先生にも時間〈とき〉をデザインした経験があるかどうかお聞きしたいです。


宮島:時間〈とき〉をデザインする・・・興味深いですね。私は「小説家になりたい」とは言わず、「小説家になる」と言っていました。これは単なる願望ではなく、実現可能な目標として自分にプレッシャーをかけ、それを現実にするためです。言霊の力、私はすごくあると思っているので、実は今回も「初めての本屋大賞」と言っているんです。


― それは素晴らしいですね。「なりたい」よりも確信を持って取り組む方が、目標を成し遂げやすいと言いますよね。滋賀は歴史的な舞台が多いため、そういう武将を勝手に思い浮かべてしまいました。


宮島:そうなんです。だからタイトルにもやっぱり天下っていうのはあって、石田三成の無念を晴らすというか、そういうのは絶対あるんですよ、根底に(笑)

 

▲実は成瀬の手相、天下取りの手相“ますかけ線”。これも先生がざしきわらしさんに依頼されたそう。


宮島:あと、続編『成瀬は信じた道をいく』を出す際にも、時間〈とき〉デザインの考え方があったのかもしれません。出版を急ぐ必要があったため、計画を立てて逆算し、必要な執筆量とタイミングを決めました。計画通りに執筆が進んだ結果、『成瀬は天下を取りにいく』の発売前には続編の一部を完成させることができましたね。


― 素晴らしい逆算の使用例ですね。目標を設定し、それに向けて行動を設計する・・・それも時間〈とき〉をデザインするのに必要なスキルですね。


▲作品を書く際は、大まかなプロットを先に考え、その上で各セクションの執筆期限を逆算して決めているそう。一方で、短編ではプロットは作らず、結末のみを決め、書き進めながら途中で道を変えたり寄り道をされることもあるとか。


― 時間〈とき〉デザインの流れで、先生にとって豊かな時間〈とき〉を過ごすために工夫していることや実践していることなどがありましたら、教えてください。


宮島: 何でしょうね。時間〈とき〉をぜいたくに使うというか、私、編み物がすごく好きなんですけど、編み物ってすごく時間が掛かるんですよ。絶対買ったほうが早いんですが、でも、やっぱり編みたい気持ちが強いんです。それが豊かな時間〈とき〉なのかなって今ちょっとふと思って。


― 自分が1番没頭・集中できる時間〈とき〉が何かを知っているから、その活動をすることでいろんな嫌なことも忘れることができたり、そういう時間〈とき〉は、豊かな時間〈とき〉だと思うんですよね。先生にとって編み物は最高だと思います。


宮島:そうなんですよね。編み物は時間をかければ絶対できるので、私は気に入っています。小説は時間をかけても書けるかわかりませんし、スムーズにいく時もありますけど、結構苦しんでいる時間のほうが長いなと。


― これまで時間〈とき〉デザインに関するインタビューをしてきた中で、ある方が「日頃24時間常に悩んでいるけど、ひらめくのは一瞬。でも一瞬のひらめきというのは何時間も何年も悩んできたからひらめくんだ」と言っていました。


宮島:そうですね、私もよく、小説のアイデアはどこから出るんですか?と聞かれるんですけど、私にも教えてほしい!っていうぐらい(笑)。日々の生活の中で歩いて見ているのがずっと蓄積されてるんじゃないかと思うんですよね。

 

▲インタビュー時も、素敵な編み物が施された成瀬バッチをつけてきてくださいました。



宮島未奈先生の手帳の使い方


― 宮島先生は手帳を普段からお使いになっていると伺いました。どのようなことを書かれていらっしゃるのでしょうか。


宮島:手帳にはその週のことを記録しますね。週間レフトタイプを使っていて、普通逆だと思うんですけど、右側にその週の予定を、左側にはその週の出来事を3行で記録しています。予定はない日もあるので未記入のときもありますが、日記は毎日3行書きたいんです。また、月間カレンダーにも予定を記入し、全体を俯瞰して確認しています。手帳は基本的に持ち歩かず、家で記録用として使用しています。


― 自宅で主に使うとのことですが、過去の手帳を振り返ることはありますか?


宮島:意外と見返すことは少ないですが、大切な記録として保管しています。手帳は捨てられないタイプですね。例えば、2021年に賞を受賞した時の授賞式の日付を確認するなど、特定の出来事がいつあったかを確認したいときに役立ちますね。


― (取材は本屋大賞授賞式の翌日のため)昨日の日記は書かれましたか?また、日記の内容は、事実を書かれることが多いですか?それとも感情的なことも書かれますか?


宮島:昨日の本屋大賞の授賞式など、書くことがいっぱいある日は別ページに書き留めることがあります。人との出会いや話した内容など、もっと詳しい記録を書いて残しています。日記は淡々とした事実を書くことが多いですが、うれしかったことは結構書くタイプ。愚痴や不満はあまり書かないようにしています。嫌なこと書くと残っちゃうのが嫌で。それと、何か流出すると困るなと思って(笑)、プライベートな感情は控えめにしていますね。

 


― 他にはどんなことを手帳に書かれているのでしょうか?小説家に「なりたい」じゃなくて、「なる」という言霊のお話がありましたが、そういう決意を手帳に書いたりすることはありますか?


宮島: 締め切りがそうだなと今思いました。締め切りを設けることで書けると感じていて、具体的な日付を手帳に宣言し、「この日までに完成させる」と自分に課しています。締め切りを書くことが私の決意の表れであり、それを守ることで、本当に間に合わせる必要がある時には日々の執筆量を計算し、計画的に書き上げています。ほんとぎりぎりの時とか、どうしよう、どうしようって思いながらも、何となく書けるんですよね(笑)。 



宮島先生からみなさんへメッセージ


― 成瀬が大好きなので、ぜひ3作目も読んでみたいのですが・・・


宮島:はい、3作目はすでに決まっています。前期3部作として位置づけており、3作目で一旦区切りをつける予定です。4作目も予定していますが、3作目ではまだ成瀬が社会人になる前の話を描こうと思っています。本屋大賞を受賞して、一旦は大きな目標を達成した感じがありますが、これを機に新たな何かを始めたいと考えています。まだ具体的なことは決まっていませんが。


― とても楽しみです!成瀬の大学生活が描かれるのですね。舞台は京都になるのでしょうか?


宮島:そうかもしれないです(笑)

 


― 書店員さんや読者さん、そしてファンの皆さんへのメッセージをお願いできますか?


宮島: はい、本当に一言で言うならば「ありがとうございます」という感謝の気持ちでいっぱいです。私の作品を手に取ってくださった多くの読者に支えられていることを強く感じています。初めての小説家として、何を書くのか分からない中で、多くの人々が私の作品に関心を持ってくださり、感動してくれたことが、私にとって非常に大きな励みとなっています。


― これからの創作活動で挑戦したいことや、新しいジャンルについて教えてください。


宮島:実は、恋愛小説にも挑戦したいと思っています。最近、恋愛小説が少なくなっていると感じており、男女の関係に焦点を当てた物語を書きたいと考えています。恋愛は時代を超えて人々の関心を引くテーマですから。新たな恋愛小説を通じて、人々に新しい感動を提供できたらと考えています。焦って挑むのではなく、適切な間隔を持って取り組みたいと考えています。クリエイティビティを大切にし、読者に新しい価値を提供できるような作品を作り続けたいですね。


― 楽しみです。ちなみに成瀬の恋愛についてはどうですか?


宮島:成瀬の恋愛といえば、すごく人気のある「レッツゴーミシガン」。恋愛がメインテーマではありませんが、西浦君とのデートのところが、あれは恋愛なのかみたいな感じにはなるんですけど、でもあれってやっぱり一種の恋愛なのかなって私は思っていて。片思い的な要素を感じますね。


― 最近の恋愛小説にはない、新鮮なアプローチだなと感じました。今後もそのようなユニークな視点で恋愛を描いていくのでしょうか?


宮島:そうですね。恋愛小説においても、従来の型にはまらない新しい形を模索していきたいと思います。


― 宮島先生の新たな取り組みを楽しみにしています。本日は貴重なお話をありがとうございました。


 

▲作品に出てくる“ゼゼカラポーズ”



拝啓 あの日の自分


「2021年6月21日月曜日、R-18文学賞の授賞式の時の自分へ」


政府の発表で、21日からまん防に切り替わります、というタイミングで、授賞式ができるね、良かったね、と、新潮社の会議室に10名ぐらいが集まり、授賞式をやっていただいたんですけど、例年はホテルで大々的に呼ばれていたんですよ。私の中では、コロナ禍だし仕方ないから、ほんとにやり場のない悲しみみたいなのがあったんです。でも、こじんまりでも授賞式をやっていただいて、三浦しをんさんと辻村深月さんにも来ていただいたし、そんな文句は言えないなってすごく思っていたんです。あの日の自分に、「3年後は本屋大賞取れるから心配しなくていいよ」って言いたいですね。あの時のことを思い出すと、やっぱりちょっとじーんとしますね。



「本屋大賞」について



NOLTYは、手帳販売の大切なパートナーである書店を盛り上げたいという想いから、NPO法人本屋大賞実行委員会が主催する「本屋大賞」に協賛しています。「本屋大賞」は全国書店員が“いちばん売りたい本”を投票で選び受賞作を決定する賞です。今年は一次投票で全国の530書店、736人の投票があり、以下の10作品がノミネートされました。二次投票では342書店、書店員443人もの投票があり、ノミネート作品をすべて読んだ上でベスト3を推薦理由とともに投票。大賞作品が決まりました。


【2024年本屋大賞】

1位『成瀬は天下を取りにいく』宮島未奈/新潮社

2位『水車小屋のネネ』津村記久子/毎日新聞出版

3位『存在のすべてを』塩田武士/朝日新聞出版

4位『スピノザの診察室』夏川草介/水鈴社

5位『レーエンデ国物語』多崎礼/講談社

6位『黄色い家』川上未映子/中央公論新社

7位『リカバリー・カバヒコ』青山美智子/光文社

8位『星を編む』凪良ゆう/講談社

9位『放課後ミステリクラブ 1金魚の泳ぐプール事件』知念実希人/ライツ社

10位『君が手にするはずだった黄金について』小川哲/新潮社


※詳細はコチラ



宮島未奈先生 「本屋大賞」授賞スピーチ

 

▲ゼゼカラのユニフォームを着て登場された宮島先生。


本屋大賞受賞インタビュー前に、昨年本屋大賞を受賞された凪良先生からお祝いのスピーチがありました。“いい作品を書き、書店員さんと一緒に本屋さんを盛り上げていく“という本屋大賞受賞作家としての役割についてお話しくださり、そのバトンを宮島先生と成瀬へ。


凪良先生からバトンが渡された宮島先生は緊張されていらっしゃるようでしたが、「膳所(ぜぜ)から来ました宮島未奈です。滋賀の皆さん見ていますか。成瀬が本屋大賞を取りました!」と喜びの一言からスピーチが始まりました。


本屋大賞を作品でも出てくるM-1グランプリに喩え、「本屋大賞作家」としての役割を果たしていくことへの想いや、『成瀬は天下を取りにいく』を手に取ってくださった読者の皆様、投票してくださった書店員の皆様への感謝の気持ちを述べられました。成瀬の精神を持って一歩ずつ進んでいく宮島先生の未来も楽しみになるスピーチでした。


実は凪良先生と宮島先生、“滋賀県”という共通点があります。凪良先生は滋賀県大津市ご出身、宮島先生は滋賀県大津市在住。2年連続滋賀県大津市に関わる作家さんが受賞されているということで、不思議なご縁を感じている方も多かったのではないでしょうか。



■受賞作品:『成瀬は天下を取りにいく』(新潮社)


「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」

中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。

コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。

さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。

今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない!

話題沸騰、圧巻のデビュー作。

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※続編『成瀬は信じた道をいく』収録 「成瀬慶彦の憂鬱」試し読み公開中!

→詳細はコチラ

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〜関連記事〜

<本屋大賞2023年 『汝、星のごとく』 凪良ゆうさん>

<本屋大賞2022年 『同志少女よ、敵を撃て』 逢坂冬馬さん>

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3作目親子で楽しみにしています。先生が着ていたのと同じぜぜからのユニフォームが欲しいです。

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2024.05.24

わたしも今、仕事で野望があります‼️目標ではなく『野望』と表現するのは、男性の職業というイメージの建設業界で、舐められない自分の武器を見つけてバリバリこなす事。

『天下を取りにいく』というタイトルに成瀬とわたし、似てるかも!と思い、成瀬に出会いたくなってきました。

わたしも今、次なる武器を身に付けるため、一瞬女であるという事を忘れて猛勉強中。翌日、目の下にクマができてても今はなりたい自分のために頑張っているのだ‼️と翌日の鏡にうつった自分をみてもなぜかがっかりしないわたしがいるのです。

宮島先生も、作品を書かれている時はそんな時(執筆のことで頭がいっぱいでクマができる)はあったのでしょうか。

まだこの世にない作品を生み出すというのは、あるものの中で生きてるわたしにとって未知すぎて大変そうに感じますが、インタビューから、やはり『天下を取る』という言葉が似合うかっこいい女性だなと感じました。

そんなかっこいい宮島先生から生み出される恋愛小説、楽しみにしております。

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2024.05.28

お話読めて楽しかったです!3作目もたのしみにしています!

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2024.06.01

記事を読んでとても興味を持ちました。

早速1、2作目を読みたいと思います。

3作目も楽しみしています^_^

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2024.06.01

学校に勤めていて、図書館の本を選定し購入する仕事をしています。4月の選定委員会で希望が出て、「成瀬は天下を取りに行く」を注文しました。わたしも読みたかった本なのでラッキー!と思った記憶があります。記事を読み、早く読みたい気持ちが高まりました。教員向けの内容でもありそう。またわたしも昔からこち亀が大好きなので、宮島さんと一緒だと知り嬉しかったです。これからも頑張ってください!

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2024.06.02

本屋大賞受賞おめでとうございます💐🌟

毎年大賞の作品は読むようにしてるので、この記事を読んで更に楽しみになりました!

先生のこれからの作家人生がより良いものになりますように✧⁠◝⁠(⁠⁰⁠▿⁠⁰⁠)⁠◜⁠✧


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2024.06.04

本屋大賞受賞おめでとうございます!

何事にも突き抜けていて、それでいてマイペースな成瀬にとても惹きつけられます。私は成瀬のようにはなれませんが、友人の島崎さんには甚く共感するので、島崎さんの立ち位置で成瀬を見ていたいです。

また、イラストレーターのざしきわらしさんの描く成瀬と島崎さんがこれ以上ないくらいドンピシャなので、このイラストでアニメ化されたら嬉しいなぁとも思います。

西武大津店を私は知らないけれど、私の住む地域にも同じような百貨店があります。色々重ねてしまいました。

宮島先生が生み出す作品、今後も楽しみにしています!

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2024.06.07

梅雨の夜長に是非拝読したい一冊ですね。

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2024.06.08

「小説家になる」という言霊の力に改めて注目しました。

宮島先生と成瀬のイメージが似ていると感じました。

3作目も楽しみにしています📖

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2024.06.09