時間〈とき〉ラボ運営事務局 さん
みなさんこんにちは、時間〈とき〉ラボ運営事務局です。
以前、時間〈とき〉ラボで手帳活用術のトレンドのひとつ「ライフログ」に関するアンケートを実施しました。手帳ユーザーのみなさんはライフログにどんな印象を持っているのでしょうか? 実際に始めている人の声やライフログの書き方例なども交えながら、アンケートの結果をご紹介したいと思います!
最初に、そもそもライフログとはどのようなものかを簡単にご紹介。ライフログとは、日々の健康状態、気分、できごと、気づき、趣味や勉強など特定のジャンルに関する記録など、あらゆるログを手帳に残す習慣。もともと時間管理や情報管理といったタイムマネジメントツールの役割が大きかった手帳ですが、近年、手帳の分野において「書くことの多様化」が進み、手帳活用の幅が広がる中でライフログへの注目が高まっているという背景があります。
そんなライフログをみなさんはすでに知っているのか? アンケートではまず「ライフログを知っていますか?」と聞いてみました。すると「はい」と答えたのは約40%、まずまずの認知度といったところでしょうか…? 手帳売り場やテレビなどで取りあげられる機会が増えてきているので、今後もっと知られていき、ライフログ界隈が盛り上がっていくことに期待です!
ちなみに、ライフログを「知っている」と答えた人のうち約65%は「書いたことがある」と回答しているので、認知している人の半数以上はもう実践済みということ。
どんな内容を書いているのか、みなさんのライフログが気になります。そこで、書いている内容など、みなさんのライフログ事情をさらに深掘りしてみました。
ライフログを書いたことがある人に「ライフログにどのようなことを書いていますか?」と質問したところ、最も多かったのが「日常の気づき(56.9%)」。そのほか「健康」「仕事のこと」「1年以内にやりたいこと」「習慣化したいこと」「知識・学び(読書・語学学習)」についても、それぞれ4割以上の人が書いているとわかりました。一方で、推し活、スポーツ、旅行、収集など趣味に関連したことを書いていると答えた人はさほど伸びず。これはちょっぴり意外な結果でした。
「何のためにライフログを書いていますか?」と、書く目的についても聞いてみました。その結果、「日々の思い出を残すため(58.0%)」「気持ちや思考の整理のため(51.1%)」と答えた人が多く、日常のささいなことを記録しておきたい、自分の内面と向き合いたい、自分をもっと理解したいという思いが、みなさんのライフログの原動力になっていることが見えてきました。
そして興味深いのが「手帳やノートを楽しむため(56.9%)」と答えた人も多かったこと。ライフログが役に立つかどうかだけでなく、ただ書くことを楽しみたいという気持ちも、大きなモチベーションになっているようです。
ライフログを何に書いているのか聞いたところ、やはり多かったのは「メインで使っている手帳(59.8%)」でした。
その手帳がどんな手帳なのかというと、サイズは「縦長」「小型」が人気。レイアウトで最も多かったのは手帳の王道「週間レフトタイプ」。左ページにはその日のことを、右ページにはその週のことを写真やシールなどを貼ったり絵を描いたり、1ページの紙面を広く使ってまとめることもできたりするので、納得の結果と言えますね!
そして意外にも「月間カレンダータイプ」も多かったのが気になるポイント。月間カレンダーは見開き1カ月で、1日の書き込みスペースは小さめです。ちょっとしたことを記録したい、たくさん書くのはハードルが高いと考える人にとっては、取りかかりやすいレイアウトなのかもしれません。人気の高い週間レフトタイプも月間カレンダータイプも、後ほど書き方例をご紹介するのでどうぞお見逃しなく!
ちなみに、メインの手帳を使う人が多い一方で、「ライフログのための手帳」や「フリーログ(日付の入っていない手帳)」を使う人も多く、ライフログを複数冊にわたって書いている人はなんと43%もいることがわかったのです! スケジュール管理やタスク管理といった従来の使い方をする手帳とは別に、日々を充実させる・楽しむための手帳を新たに購入している人も少なくないのではないでしょうか。
ライフログを書くことでどんな変化や効果があるのか、みなさんが感じたことについても聞いてみました。なかには「なかなか続かなくて変化を感じるまではまだ…」といった声もありましたが、ポジティブな手ごたえを実感している人もたくさんいました!
ちなみにライフログをどんなときに書いているのかというと、「寝る前・夜の時間(66.7%)」という意見が圧倒的多数。お休み前のひととき、まず1日3分でも手帳を開いて、日常のささいな気づきを書き込む程度のログから始めてみることをおすすめします。
ライフログを知っているけれどまだ書いたことがない人には、興味があるかどうかを聞いてみました。すると、約74%の人はライフログに「興味がある」と判明。未着手ではあるけれど、関心は高いようです。
なぜまだ書いたことがないかを探るべく、書かない理由も聞いてみると「書き方がわからない(38.5%)」が最も多い結果に。そのほか「モチベーションが出ない」「書く時間がない」も多くいました。何をどう書けばよいのかわからないこと、忙しいこと、モチベーション不足などが、どうやらライフログを始めるにあたってのハードルになっているようです。
実際には、ライフログの書き方はとっても簡単! 時間もかからずに、気軽に取り組めるものです。スムーズに書けるように工夫をしながら、ライフログを楽しんでいる人もたくさんいます。そこで、時間〈とき〉ラボメンバーさんが実際に取り組んでいるライフログをいくつかご紹介してみましょう。楽しく続けるためのヒントがちりばめられているので、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【月間カレンダータイプ使用・こころあそびさんの例】
月間カレンダーに一日一編、三行詩を記入。いちばん上の空きスペースにはマーカーで好きな色のラインを引き、詩を書き込むペンの色とマーカーの色、2つの色合わせを楽しんでいます。三行詩はバラエティに富んだものになるように、例えば寂しい詩の次の日は明るい詩を書くなど、意識しているそうです。
\✨見習いポイント✨/
長い文章を書くのは毎日続けるのが大変ですが、月間カレンダーのコンパクトさを活用して短い三行を書くのなら、続けるハードルはぐんと下がりそう。毎日いろんな色でラインを引くだけで、ページがこんなに彩り豊かで楽しいものになるのは目からうろこ! ぜひ参考にしたいポイントです💡
【週間レフトタイプ使用・タビさんの例】
レフトページの時間目盛りには、睡眠時間をマーカーで記録。週のあたま部分に日の出と日の入の時間を、毎日の日付の下には天気と最高気温・最低気温をそれぞれ書き込み、残りのスペースを日記に充てています。右ページはフォーマットを自身で作成。勉強の内容やコンディションを5段階で記録したり、1週間のToDoや振り返りを書き込んでスペースを活用しています。
\✨見習いポイント✨/
内容がとっても豊富で素敵なページ作りをされているタビさんのライフログ。右ページのフォーマットは空いている時間に作っておくのだとか。天気や気温の書き方、睡眠時間をマーカーで示す方法など、初心者さんが参考にできるアイデアもたくさんあるのでぜひ挑戦してみてくださいね♪
【週間ブロックタイプ使用・まっふぃさんの例】
1日のあたまに睡眠時間、心拍数、歩数など健康のことを記録。ToDoリストには、タスクとそれに対する所要時間も書き込んでいます。リスト下の余白は日記スペースとして活用。日記を書く際、そのとき自分にとってキーワードだと感じた部分には、後で読み返せるように色でラインを引いて強調しています。そして週の終わりには、余白部分に「keep」「problem」「try」の3つの観点から1週間の振り返りを記録しています。
\✨見習いポイント✨/
心と体の調子の波がパッと見てわかるように健康記録を色分けするのは、すぐにマネしてみたいアイデア👍 書きたいと思えるやり方、自分にとって楽に書けるフォーマットを考えているというまっふぃさん。それぞれが自分ならではの書きやすいフォーマットを模索して、オリジナルのライフログを作っていくことは継続のカギになりそう。ログを振り返り、日々の変化や成長に気づいたり、新たな自分を発見することも書くことのモチベーションになるのでおすすめです。
【週間バーチカルタイプ使用・ゆかなさんの例】
バーチカルの時間軸内に、食べたもの、睡眠時間、体調、1日のできごと(予定ではなく、今日やったこと)などを記録。妊娠中、病院で体調を聞かれたときにすぐ振り返って答えられるようにと、体調の記録にはいちばん見やすい赤のペンを使用しています。
\✨見習いポイント✨/
ログをつけるようになって、どんな時間も宝物なのだと感じるようになったというゆかなさん。まさに、ライフログは特別なことを記録しなくても、日々のなんでもないできごとを書き留めておくだけで宝物になります。ゆかなさんは、いつでもどこでも持ち歩いて書けるように、ペンを3色ボールペンと灰色マーカーの2本にしぼっているのだとか。こうしたシンプルなペン使いも、初心者さんは参考になりそうですね🖊
アンケートの結果はいかがでしたか? ライフログを書いたことがないけれど挑戦してみようかなと思った方、すでにやっているけれどもう1冊書き始めようかなと思った方、お気に入りの手帳を見つけてぜひお楽しみください😊 NOLTYから、ライフログにオススメの手帳も登場していますので、こちらもチェックしてみてくださいね!
「日付なし日記帳 PAGEM by NOLTY ペイジェム ミネット たっぷりスリム ダイアリー」
日付がないので、書きたい気分の日だけ、書きたいことを自由に書けるのが魅力。気持ちや気づき、やりたいことを楽しく書き記すためのフォーマットも用意されています。
「2025年1月始まり手帳 PAGEM by NOLTY 王様のブランチ×ペイジェムウィークリーB6-i」
TBSの人気番組「王様のブランチ」とのコラボ手帳。方眼仕様なので、デコレーションしやすく、文字もイラストも書きやすいのが特徴。ヘルスチェックカレンダー、ウィッシュリスト、ログリストなどライフログに役立つフォーマットが盛りだくさんです。
「Bindex by NOLTY ライフログ向け システム手帳リフィール」
日付なしカレンダー、やりたいことリスト、自分年表、ホビーノートなど、ライフログを楽しく書くためのシステム手帳リフィールも続々と登場しています。
Bindexのライフログ向けリフィールシリーズについては、こちらのコラムもチェック!
タビ さん
紹介していただいて嬉しいです☺️
ぎっしり書いていてハードル高そうに見えますが、1日の書く量はわずか5分から10分程度。天気を書いて(わたしははんこですが)気温を書いて、さらっと3行日記を書いておしまい。無理せず続けるコツはテンプレート化です💡
外での仕事に携わっているので、日の入りの時刻には割と敏感。今は早く冬至を過ぎないかなぁなんて思っています☺️
ライフログを固苦しく考えず、書きたいこと書いたらそれはわたしだけのライフログです✨✨是非っ!!
時間〈とき〉ラボ運営事務局 さん
ときラボ事務局です✨
書きたいこと書いたらそれはわたしだけのライフログ→まさに!手帳に書き記すことは人それぞれなので、キレイに書けなくても書く量が少しでも、その人にとってそれが少しでもプラスになっていればうれしいと思っています☺️