時間〈とき〉ラボ運営事務局 さん
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「わたしの時間〈とき〉デザイン」では、時間〈とき〉をデザインしている方の取り組みや考え方、ライフスタイルのMyルールなどをご紹介していきます。
今回お話を伺ったのは、2012年に本屋大賞を受賞された三浦しをんさん。受賞作品の『舟を編む』は、2024年2月18日より、池田エライザさんと野田洋次郎さんでNHK BS、NHK BSプレミアム4Kでテレビドラマ化されています。実は作者である三浦しをんさんが長年、愛用いただいている手帳がなんと「NOLTY」でした。そこで、三浦さんのNOLTYの使い方やこだわり、手帳を通じて時間〈とき〉とどのように向き合われているのか、時間をどのようにデザインされているのかを伺いました。
三浦しをんさん
1976年東京生まれ。2000年『格闘する者に○(まる)』でデビュー。2006年『まほろ駅前多田便利軒』で直木賞、2012年『舟を編む』で本屋大賞、2015年『あの家に暮らす四人の女』で織田作之助賞、2018年『ののはな通信』で島清恋愛文学賞、2019年に河合隼雄物語賞、2019年『愛なき世界』で日本植物学会賞特別賞を受賞。そのほかの小説に『風が強く吹いている』『光』『神去なあなあ日常』『きみはポラリス』など、エッセイ集に『乙女なげやり』『のっけから失礼します』『好きになってしまいました。』など。最新刊『墨のゆらめき』(新潮社)が発売中。
※能率手帳は2013年NOLTYへとブランド名を変更しておりますが、三浦さんの言葉はインタビューのままお届けします。
――三浦さんは長年、NOLTY(能率手帳)を愛用されていると伺い、とてもうれしいです。NOLTYとの出逢いを教えてください。
三浦:手帳は中学生くらいから使っていたんですが、その頃持っていたのはかわいい絵のついた、月間のページしかない薄いものでした。大人になって仕事をするようになると、月間のページの手帳だけでは予定などを書ききれなくて。そこで、書店でいろんな手帳を見比べて選んだのが能率手帳さんでした。左ページに一週間分の日付があって、右ページがメモになっているレフトタイプ。これが一番締め切りなどを書き込めるし、すっきりしていてシンプルなんですよね。はじめに使っていたのが「商品番号:1904ポケット2」だったんですが、書ききれなくて今はそれより一回り大きい「商品番号:1375エクセル8」を持ち歩いています。
――長年ご愛用いただいており大変嬉しいです!そして本日お持ちいただいた手帳で一番古いものが2004年の手帳ですが、こちらは三浦さんご自身でカスタマイズされていますね。
三浦:カバーを外して厚紙を貼ったり、何かを挟んでおけるように切れ込みを入れたりしていますね。あとはサンリオのキャラクターなど、手持ちのシールを貼ってみたり。当時は暇だったんでしょうね(笑)。
▲一番左の上のグレーの手帳が表紙をカスタムされた「ポケット2」。
――手帳の最終ページにある奥付けには、きちんと個人情報を書かれていますね。
三浦:自分の名前と電話番号は必ず書いています。もしどこかで落としてしまったときのために、「拾った人はお願いだから教えてね」という願いを込めて。実際に落としたことはないんですけど、仕事をするときも常に手元に置いていて、外出時も必ず持っていくから、いつかやらかすと思ってるんですよね。だから、もし拾った人は本当に連絡してほしい……。
――本当に大切にされているんですね!普段、手帳にはどのようなことを書かれているのでしょうか?びっしり書かれているように見えますが・・・
三浦:私は主に週間ページを使っていて、打ち合わせや文楽の取材、ネイル屋さん、五十肩のリハビリといった日々の予定を仕事もプライベートもすべて書き込んでいますね。例えば、仕事で遠方に行ったときは誰とどこに行ったか、泊まるホテルの情報まで、飲む予定があればお店の場所も記しておきます。昨日と一昨日は寝ていたので、「寝る」としか書いていませんね(笑)。あと、右ページのメモページの上欄外には「ゲラをやること」「◯◯を読むこと」とメモしてあります。
――欄外にどんなことをメモしておくのでしょうか?
三浦:近々で取りかかる必要があることですね。例えば、選考委員をしている直木賞の選考会が近づいてきた時期には、「直木賞候補作を読むこと」と書いてあって、読み終わったらそのメモを消します。こちらの赤いペンを使っているものは、そろそろやらないとやばいぞっていうアラートなんですよ。これ、もう締め切りがとっくに過ぎているのにまだ書いてない原稿で、本当にまずいんですけど(笑)。
▲右ページの欄外に黒ペンで書かれていた項目が、数週間後には赤ペンで囲われ、アラート発令中に。
――赤でアラートさせる工夫はシンプルでわかりやすそうですね。ペンはどんなものを使用していますか?
三浦:ゼブラの「サラサ」の黒を2種類、手帳に書くときとツルツルした紙に書く場合とで使い分けています。ゲラのチェックをするときは全部、赤のサラサですね。
――通常時の黒ペンとアラート用の赤ペン、あとはピンクの蛍光ペンも使われていますね。
三浦:申し込んだコンサートなどの日付にメモをしておいて、チケットが当たったら蛍光ペンでマーク、当たらなかったものは消しています。ファンクラブのどの先行枠で何日に申し込んだかも書いておいて、それをもとに傾向と対策を練っています。
――マイルールがしっかりされていらっしゃるんですね。ところで巻末のメモページはどのように使っていますか?
三浦:巻末は週間ページとは完全に使い方をわけて、単独のメモにしています。植物にやる肥料や、下駄箱の乾燥剤などは定期的な取り替えが必要なので、いつ取り替えたかなどを記録しておきます。他にも、取材時に聞いた話のメモや、トークイベントがあれば相手の方と打ち合わせた内容、それから著書の年間刊行予定やゲラのスケジュール、連載や書き下ろしは何があるのかなどを書いておく。そうすると、「◯月ならもう一冊出せる」といった長期的な予定を見通せます。
▲見せていただいたこのページには旅先での行動が書かれていました。
――愛用されている手帳の週間ページの横軸には、日本ではじめて手帳に時間目盛りを入れたNOLTYならではの、一日の時間を表す目盛りがあるのですが、この目盛りは使われていますか?
三浦:すみません、実は時間の目盛りはガン無視しています(笑)。徹夜して日付をまたぐことも多いので、横軸を使うとわかりにくくなってしまうんです。そのかわり、縦に矢印を引いて、何の作業を一日どのくらいやったのかを表していますね。
▲横の時間軸を使わず、縦線で管理。「・・・」は寝落ちした印だそうです。
――三浦さんはNOLTYが現在の名称になる以前から愛用していただいておりますが、こうだったらもっと便利なのにと思うことはありますか?
三浦:私はやっぱり、新年の1月1日から使いたいんですよね。年末になると来年の予定が入ってきて、翌年の週間のページがないから12月のページの余白にメモを詰め込むことになって。だから、できれば週間ページ冒頭の、前年の12月分は無しにして、その代わりに、翌年の1月分を週間ページの末尾に加えてほしいです。
――愛用されている手帳では月間ページであれば翌年1月のページがあります。
三浦:私、全く月間ページは使っていなくて(笑)。個人的には、週間ページで翌年の1月が書けるようになったらうれしいんですけど、万人を満足させることはできないですものね。
――希望に合わせてカスタマイズできるのが理想でしょうか。
三浦:希望に合わせてサイトからセミオーダーできるといいですよね。私が使っているNOLTYは1200円くらい? セミオーダーができるなら、2500円くらいまでは出してもいいな。でも、寒冷紗(製本時に補強のため本の背に貼る布)も使っているしスピン(しおり紐)もついていて、製本の技術も素晴らしいですよね。ページがばらけたりスピンがとれたりしたことも一度もないです。台割*も作っていると伺って、それだと確かに、カスタマイズは難しいかもしれないですね。
※台割:手帳を作る際、どのページに何を載せるのか、といった内容や構成をまとめた設計図のようなもの
――貴重なご意見ありがとうございます!他に、手帳のディテールで気になるポイントはありますか?
三浦:フォントもすごく気になるタイプなんですよ。NOLTYさんはいつも、すっきりと端整なフォントを使っておられますが、年によって、たまにフォントを微妙に変えることがありますよね。それに気づくと、「なぬ!変わっておる!」って。文字の色を変更することもあって、けっこう印象が変わるんですよね。
――ご自身の著書でも書体にこだわる?
三浦:文庫はだいたい会社ごとに書体が決まっていると思うんですが、単行本はわりと自由度が高いですね。こういう書体がいいですとお伝えして、いくつか試し刷りしてもらって決めることはあります。とはいえ、自分が追い求めるベストの書体ってあまりなくて。漢字とひらがなとで別々の書体を組み合わせられるらしいから、そのくらいやらないとだめかも知れない。たぶん私、文字フェチなんだと思います。
▲2014年の手帳には文庫『舟を編む』のカバーイメージのデザインメモが描かれていました。
――紙の手帳を使うと、手書きで記録する機会が多くなります。手で書くことの良さを感じられることはありますか?
三浦:手を動かすことで記憶にも定着するし、視覚的にもわかりやすくなる。手帳を見開きにしたときに、パッと見て今週はどれくらい予定があるのか、画像として把握しやすいんですよね。
――スマートフォンでスケジュール管理をしたことは?
三浦:試みたことはありますが、逐一ロックを解除してアプリを立ち上げなければいけないじゃないですか。手帳なら、開くだけでいい。本を読むときでも、電子書籍だと全然頭に入ってこないんです。世代のせいかと思っていましたが、若い方でも教科書をタブレットで見るのはわかりにくいから、プリントアウトしてほしいという要望があるらしいんですよね。もちろん、逆に紙だと読みにくいという人もいるし。辞書などもそうですが、両方あるのがいいのだと思います。紙がなくなって、すべて電子になってしまうのはちょっと困りますよね。
――紙と電子では視覚的な把握に違いがありますよね。
三浦:そうなんですよ。電子の辞書も新聞も便利だけれど、ページを俯瞰してざっと眺めることができない。紙の辞書だと、自分が探していた単語以外にも、こんな言葉があるんだと発見があるのも楽しいですね。
――手帳の週間ページにメモをとるとき、縦に矢印を引いて作業量を表すと仰っていましたが、それも手書きだからできる自由さかと。
三浦:そうですよね。本当はそこまで作業してないのに、長い矢印を引いて深夜までやっていたふりをしたり(笑)。それから、書いた文字を見るとその当時の気分がなんとなくわかります。このとき、すごく怒っていたんだなとかね。後から見返すと、そういうのも楽しい。
――長年、手帳に記録し続けてきて、特に印象に残っているページなどはありますか?
三浦:どうなんでしょう。例えば2006年に直木賞を受賞した日を見返してみても、特に何も書いてないんですよ。「選考会。5時半銀座」って書いてあるだけで。たぶん、この時間に担当編集さんと会って、ソワソワしながら待っていたんでしょうね。それより気になるのは、同じ日に「BL選考会。2時半」と書いてあること。たしかこれ、ある雑誌の企画で面白かったBL作品を語る座談会か何かの取材がありました。この二つが同じ日にあったのか……と、見返すことで思い出せるということはありますね。記憶を呼び起こす手がかりになる。
――そのときは気づかないですが、振り返ると面白いことってありますよね。ところで「書く」という行為自体がもたらす効果については、どのように考えていますか?
三浦:言語化、文章化することによって脳内が整理されると、「自分はいま怒っているんだな」など感情面も整理されます。それって、けっこう大事なことじゃないかと思っているんです。もちろん、脳内のモヤモヤを強引に言葉にすると単純化にもつながるから、整理することが常によいことばかりとは言わないけれど。ただ、その日の用事を手帳に最低限書いておくだけでも、なんとなく生活のリズムが見えてきますし、自分がわかって面白いですよね。
――同じ書くという行為でいえば、日記を書かれることはありますか?
三浦:まったくないんです。手帳のほうが気軽なんだと思います。日記って自分の思いも入り込むから、嘘が混入しませんか? そこがいいんですけど、私は少し苦手なんだと思いますね。手帳にはそれほどの余地がないから、淡々とメモすればいい。スーパーや郵便局に行った、風呂に入った、洗濯をしたなど、日々の出来事も細かく書いていますね。きっと私、政治家の秘書になったら、誰からいつ、いくら賄賂をもらったとか、手帳に全部書いてしまって証拠を残しちゃいますね(笑)。昔は買った漫画とかもちゃんと記録していました。
――「時間〈とき〉」をデザインすることについて伺います。三浦さんが目標としていることや、挑戦したいと思っていることはありますか?
三浦:それが何もないんです。締め切りを守ることを目標にしようとした時期もあるんですけど、絶対無理だから諦めました。何をやりたいのかな……。温泉には行きたいですね。去年、ずっと行きたかった北海道や山形県の月山には行けたので、それはもう達成していますし。他に、目標としていることや挑戦したいことってないんですよね。そういうことを考えたことが一度もないのかもしれない。時間〈とき〉デザイン、失格です(笑)。
――壮大な目標だけでなく、日常のちょっと先の未来を考えることも、時間〈とき〉デザインのコンセプトには含まれていますよ。
三浦:なるほど。そういえば、寝る前に明日何を食べようか考えるのが好きですね……。本当に直近のことしか考えてないのかも(笑)。次にどんな小説を書きたいかくらいは考えているかな。予定通りに行った試しはないんですけどね。
――そのくらいの近い未来の話もやはり、時間〈とき〉をデザインするための構想ですよね。
三浦:そうですよね。例えば私、2月半ばの週に取材に行ったり歌舞伎を観に行ったりと、4日連続して予定が入っています。週に4日も外出して、しかも続けてどなたかに会うって、私の生活にとってはすごいビッグウェーブなんですよ。この週に向けて、心身ともに整えねばと今から考えています。締め切りが終わっていなかったら、心から楽しめないじゃないですか。手帳を見てワクワクしつつ、仕事をするモチベーションと、若干の緊張感を覚えています。
――手帳をご覧になられて、そういう感情をもってくださり、うれしいです。三浦さんにとって豊かな時間〈とき〉を過ごすために必要なことは何だと思われますか?
三浦:やっぱり、休みじゃないですか。何も考えないでいられる時間が必要じゃないかなと思います。いまはみんな、どうしても働き過ぎになってしまうから。私は本当に、しょっちゅう寝ていますね。一日、何もしなくていい日があったとしても、家でひたすらダラダラしているんです。自分に合うやり方でリフレッシュするのが、時間〈とき〉を豊かにする秘訣ではないでしょうか。
――このタイミングで恐縮ですが、JMAMが提案・発信している “時間〈とき〉デザイン”の考えを聞いての印象を教えてください。
三浦:なるほどなって思いました。一瞬の出来事がすごく長く感じられることもあれば、あまりにも楽しくて数時間が一瞬に感じられることもある。自分の気持ちや体調、考え方によって、いかようにも解釈できるものとして時間〈とき〉を捉えるって面白いなと思いました。手帳で視覚化すると、その記憶を残していくことができる。日記と違って、手帳には未来のことを書くというのも楽しいですよね。でも、この人生がいつ終わるかわからないわけで、いつかは“果たせなかった締め切り”がやってくるんだろうな。そんなことも含めて、手帳って不思議だし面白いです。
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『舟を編む』
玄武書房という出版社に勤める馬締光也が、辞書『大渡海』の編纂に携わる様子を描いていく物語。馬締光也をはじめとする個性豊かな編纂者たちが辞書作りに没頭していく姿が丁寧に描かれており、言葉の世界への情熱が伝わってくる作品で、2012年に本屋大賞を受賞、2013年に映画化、2016年にはテレビアニメが放送されました。海外では舞台化も。今回のドラマでは、原作の主人公である馬締光也の視点ではなく、新入り社員の岸辺みどりを中心に辞書『大渡海』を完成させるまでを描いた辞書編集部員の奮闘物語。
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――2012年に本屋大賞を受賞された『舟を編む』が、NHKで『舟を編む~私、辞書つくります~』のタイトルでドラマ化されます。今回のドラマでは原作と違い、若手編集者の岸辺みどりが主人公ですね。
三浦:シナリオが本当に面白くて、スタッフ、キャストのみなさまが丁寧にドラマを作り上げてくださっています。この小説を書いたのは10年以上前ですが、今回のドラマでは現在の感覚と視点に立って、女の人が置かれている立場や心情もしっかり描かれています。岸辺さんが主人公だからこそ、辞書編集の楽しさや言葉の不思議さを見つけていくさまが細やかに描かれますし、ドラマオリジナルの登場人物も出てきて、感動的な『舟を編む』を新たに作ってくださったと思っています。
――原作を改変されることへの抵抗感はなかったのでしょうか?
三浦 そこは全然ないですね。ただ、辞書編集の仕事の表現に嘘っぽさがあってはいけないので、シナリオはすべて確認させてもらいました。実際にその仕事をしている人たちの内実からかけ離れて、フィクションのための都合のいい展開になっては困りますから。今回、三省堂の辞書編集部に監修でご協力いただいているんです。ドラマを制作する方たちがすごく熱心に取材をしてくださって、とてもいい作品にしていただきました。
――三浦さんの今後のお仕事についてもお聞かせください。
三浦:いま、いくつかの雑誌に短編を書いていますが、どれも一冊の単行本にできる分量になっていないんです。もうかなりの年月が経っているので、なんとか完成させたいですね。短編になるとちょっと暗い話や嫌な話を書いてしまうんですけど、それが楽しいです。他にはエッセイ集や、ネイリストさんに関する小説なども刊行を予定しています。
――書店員さんや読者の皆さんへのメッセージがあればお願いいたします。
三浦:いつもお世話になっております(笑)。そうそう、時間〈とき〉ラボのサイト内にある、手帳ユーザーの皆さんの投稿がすごく面白いんです。皆さんが自分の手帳をデコったりしている様子を、楽しく拝見しています。それから、2月から始まっているドラマ『舟を編む~私、辞書つくります~』、ぜひご覧いただければと。そして、もし気が向いたら小説のほうも読んでいただければうれしいです。
拝啓 あの日の自分
「2012年、本屋大賞を受賞した自分へ」
「よかったな、自分」という言葉ですかね。本屋さんが選んでくださる賞ですから、それがすごくうれしかったです。私自身も学生時代に書店でアルバイトをしていましたし、その後も本が好きだから本屋さんにずっと通ってきました。それに、自分が書いた本だって本屋さんがなければ誰にも届かない。装丁も含めて、一冊の本として本屋さんに並んだときにどう見えるだろうか、見つけてもらえるだろうかと思いながら作っています。それを読者の方々に届けてくださる書店さんが、私の書いた本を選んでくださった。本当にありがたかったです。
三浦しをんさん×本屋大賞 イベントが開催されました!
1月25日に山下書店 世田谷店さん Presented by NOLTYで、三浦しをんさんトークイベント「三浦しをんさんが語る書店の魅力」が開催されました。書店員さんの経験がある三浦しをんさんの本屋さんの裏側トークはもちろん、文字フェチ、『舟を編む』の単行本の装丁のお話も。三浦さんが使っていただいている「NOLTYエクセル8」のお話では、毎日どこへ行くにも持ち歩いていることやNOLTYのしおり(スピン)がとても丈夫であること、毎日何回も開くのにページもバラバラにならない、手帳の最後のメモページに自分の連絡先を書いて誰かに渡すときにも破くのが大変なぐらい製本も紙も丈夫だから(笑)とNOLTYの魅力もたくさん伝えていただきました。ちなみに、『舟を編む』の単行本のタイトルに使われている銀色は、本物のシルバーの箔押しだそうです。
三浦しをんさんが使われている・使われていた手帳
商品番号1375:NOLTY エクセル8
商品番号1904:NOLTY ポケット2
小説『舟を編む』光文社
https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334927769
『舟を編む〜私、辞書つくります〜』
NHK BSおよびNHK BSプレミアム4K
放送日: 2024年2月18日(日)〜 毎週日曜 よる10時から<全10話>
https://www.nhk.jp/p/funewoamu/ts/GZ8RQ7PNJ1/
ひまわりひまわり さん
さすが!作家さんの手帳ですね。使い方もとても勉強になりました。
家族が、しおんさんの大ファンで全ての作品が手元にあります。この記事も早速読ませてあげたいです。
時間〈とき〉ラボ運営事務局 さん
ありがとうございます!ぜひご家族の感想も教えていただけると嬉しいです🥰
papy さん
「舟を編む」初めてしをんさんの作品手にしたのがこれでした。未だ現役時代で仕事に対する取り組み方の勉強を少しばかりさせていただいた。でも山歩きが趣味のボクが一番好きな作品は「神去なあなあ日常」だったようです。でも後期高齢者では残念ながら長編小説は体力的に難しいようです。
ID00 さん
「舟を編む」は本当に素晴らしい作品で、何度も読み返しました。