#3「予定は、希望だ。」メッセージ制作の裏側

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1949年、生産現場のコンサルティング活動を行っていた日本能率協会が、「時間もまた資源である」という考えのもと、戦後まもない日本で初めて“時間目盛り”を採用した手帳として「能率手帳」を発行しました。その後、人材育成支援事業、手帳事業、出版事業等の事業部門を集約し、1991年に日本能率協会から分離独立する形で㈱日本能率協会マネジメントセンター(略称:JMAM)が設立されました。

 

「#JMAM手帳を知る」では、手帳づくりの舞台裏を垣間見たり、歴史を振り返ったり……。社員すら知らない!?情報も盛り込みながらJMAMが手がけてきた手帳のあれこれを毎回いろんな角度からお伝えしていきます。




今回はNOLTYの2022年版手帳で打ち出した「予定は、希望だ。」のブランドメッセージについてご紹介します。手帳に挟まっているカードにも書かれていることもあり、SNSでも反応が多くありました。新型コロナウィルス感染症の流行により、世界中が極めて珍しい事態に直面している中、このようなメッセージを発信することへの想いなど、制作に携わった潮村に話を聞きました。


NPB事業本部・副本部長の潮村。NPB事業本部とは、NOLTY・PAGEM・Bindexの頭文字から名付けられた名前でもあります!



前年2021年版手帳のNOLTYブランドメッセージから続くメッセージとして


「予定は、希望だ。」のブランドメッセージの誕生は、昨年2021年版手帳のブランドメッセージ「白紙から、立ち上がれ。」から始まりました。



「白紙から、立ち上がれ。」というメッセージを検討していたのは、一昨年2020年の6月頃でした。当時、コロナという今までにないウィルスが猛威を奮っており、初めての緊急事態宣言が発令。入学式や入社式、結婚式、甲子園まで……外出制限によって次々と予定がなくなり、未来に期待することを諦めかけていた時期でした。終わりが見えない状況が続いていたため、従来であれば、2021年1月始まり手帳が最も皆さまから注目される12月頃も、残念ながらコロナ禍の状況は大きく変わらないだろうと考えていました。




きっかけは、偶然見た高校球児の報道


ブランドメッセージの制作チームの中で、たまたま高校球児の報道を見たスタッフがいたんです。小さい頃からの夢であった甲子園が突如絶たれてしまった……という内容で、やりようもない悔しい気持ちを乗り越え、次の進路に向けて前向きに取り組んでいるその姿に胸を打たれたそうです。その話を制作チーム内で共有したところ、報道を直接見ていなかったスタッフも高校生の強い心に動かされました。


人は誰しも苦難や困難なことから立ち上がる強い力を心の中に持っているはず。手帳に書いていた予定がコロナ禍で白紙になってしまい、仕方ないと思いたいのに悔しくてたまらない気持ちも、未来の出来事を約束する“予定”を書くことで、強い原動力になる。


困難や挫折にぶち当たっても、再び立ち上がる強さを感じてもらいたい。それをNOLTYから発信したい!人々を元気づけられるようなメッセージにしたい!ということから、「白紙から、立ち上がれ。」というメッセージが生まれました。




「予定は、希望だ。」に込めた想い


ありがたいことに、「白紙から、立ち上がれ。」というメッセージは多くの方から共感の声をいただきました。次年度の2022年版手帳で打ち出すメッセージも同じように検討をしたのですが、前年からコロナの状況も変わり、どんなメッセージがいいだろうと頭を悩ませましたね。

 

前年と違ったのは、ワクチンの登場や“withコロナ”を模索するといった動きもあったので、ちょっとずつ先の予定を入れられるように世間も皆さんの生活も変わってきていたことでした。未来を考える“幸せ”や“希望”、“尊さ”といったことを、コロナを経験することで、改めて感じることができた時期だったと思います。

 

そこで、前年のメッセージ「白紙から、立ち上がれ。」と対になるような、希望を見出せる・前向きになるようなメッセージにしたいと強く想い、「予定は、希望だ。」が生まれました。他にも候補はあったんですが、関係者満場一致で「予定は、希望だ。」で決まりました。



「予定は、希望だ。」のメッセージを発信した後も、皆さまから多くの共感の声をいただきました。「希望だ、という言葉に前向きさを感じる」「手帳に予定を書き込める幸せを噛み締めている」「自分の信念に重なる」など、お手紙もいただきました。



改めて感じて欲しい‟手で書くこと”の意味


「予定は、希望だ。」はあえて手書きのメッセージにしています。



手帳に言葉を書く意味や価値を感じて欲しかったからです。手帳という限られた紙面の中に書くと、書いた位置なども関連して脳が記憶するので、記憶に残りやすいという実験結果もあります。

 

また、コロナ禍を経て、私も自分がやりたいことやわくわくすることをこれまで以上に意識して手帳に書くことにしたのですが、そうすることでその時の自分の気持ちも思い出せますし、ふとした瞬間にそのページを開くと、頭の中だけだと忙しさで忘れてしまいがちなことも、書き残しておくことで思い出せるということを実感しています。

実際に年始に書いたやりたいことリストの中からすでにいくつか叶っていることがあります!書いておくと自分で自分を鼓舞できますし、書くことの力強さを感じて欲しくて、「予定は、希望だ。」というメッセージを手書きのビジュアルで発信しています。



些細な予定でも予定があることで希望につながる


私が「予定は、希望だ。」と感じる瞬間は、実は自分自身のことではなくて。家族が楽しみしている予定があって、そこに向けてワクワク・ソワソワしている様子を見たり聞いたりするときに実感しています。そんな姿を見ていると安心するし、自分も同じようにうれしい気持ちになりますね。



~編集後記~

自分自身ではなく家族の様子を見て予定って希望だよな、と改めて感じたというお話しに、実は事務局のたかはしも姪っ子が楽しみにしている予定があるという話を聞いたばかりで、同じような出来事があったのでものすごく納得しました!来年度のブランドメッセージも絶賛進行中だそうです。どんなメッセージがNOLTYから発信されるか…今からお楽しみですね!

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