【サントリー吉嵜 希さん】 未来に向けての時間〈とき〉を考える

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「わたしの時間〈とき〉デザイン」では、時間〈とき〉をデザインしている方の取り組みや考え方、ライフスタイルのMyルールなどをご紹介していきます。


今回お話を伺ったのは、サントリー株式会社でトリスハイボールを担当されている吉嵜希(よしざき のぞみ)さん。「わたしと書くこと」に続いての登場です。小学校4年生から手帳を愛用する吉嵜さんは、様々なことに挑戦する好奇心旺盛な方。


インタビュー中にも仕事を通じて叶えたいことや、今やっている勉強や趣味の話がたくさん出てきました。忙しい毎日の中でどんな風に時間を使っているのか、吉嵜さんの「時間〈とき〉デザイン」がとても気になって、お考えを伺ってきました!



自分のなりたい姿を考える時間を設ける


学生時代は手帳を新調する年末年始が多かったのですが、社会人になってからは会社の面談時期に合わせて、秋ごろに自分を振り返って整理する時間を持つようにしています。整理する際は、10年後のなりたい姿について想像を膨らませて、そこに少しでも近づくために5年後・3年後・1年以内と段階的に何をすればいいかといった逆算で目標を立てることが多いですね。


日々書き記した手帳を見れば、過去に自分がどんな事に興味を持ち心動かされたか、どんな人と関わってきたかなど一目瞭然なので、振り返りにはとても役立ちます。自己分析ツールの一つとして、これまでも進学先を選ぶときや就職活動を行う際に活用してきました。


例えば、就職活動で志望職種を考えるにあたっては、学生時代の経験から人と接することが好きでものごとの魅力を発信しPRすることに関心が高かったので、お客様に近い営業職や広報職を志望していました。



サントリーに入社し営業職・海外勤務を経て、現在はウイスキー事業部にて製品ブランディングを通じ、担当ブランドの魅力を一人でも多くのお客様に伝えるべく日々取り組んでいます。今後を考える上では、今の仕事で培った能力やスキルを活かし、将来的にはコーポレートブランディングに携わってみたいという想いはあります。


アメリカに滞在していた頃、現地の方との会話の中で社名を言っても伝わらないことが多々ありました。一歩日本を出てみればまだまだ知られていないという現実を目の当たりにして以降、サントリーという企業自体の面白さや魅力を積極的に発信することで、世界における認知向上に貢献できたらという気持ちが強まっていますね。


これまでの人生を振り返ると、今の自分があるのは人との出会いやご縁によるところが大きいなと実感します。仕事・プライベート問わず様々な人と関わることで視野を広げることって、本当に重要だと思いますね。世の中は自分だけでは知り得ない情報で溢れていますし、たとえ同じ会社でも意外と知らない仕事も多いんだなって気づかされます。なので、新しい出会いに感謝しつつ、自分なりの発見や興味を持ったことなどあれば書き留めるようにしていますね。日々インプットする情報が多いと忘れてしまうことも増えるので(笑)




物事を習慣にするコツは「少し諦めてもいいもの」を探す


日課としている英語学習は、勉強というより筋トレの感覚に近いかもしれません。最初のうちは平日30分確保するって結構難易度高いなと感じていましたが、とにかく予定に組み込み実践を繰り返していると、3日・一週間・二週間と気がつけば継続してできるようになりました。自分は好奇心旺盛な性格で、色々やりたいことがあっても一日は24時間という壁にしばしばぶつかります(笑)。新しいことを始める場合、余裕のあるときはプラスしてできますが、日々フル稼働した状態だと取捨選択は必須になるので、代わりに少し諦めてもいいものを探すようにしています。


始めるにあたり計画はある程度立てつつも、「まずは一旦やってみる」ことを大切にしています。うまくいかなければ微調整したり、やめるものを決めたりすればよいですし。最初からガチガチに組んでしまうと修正しづらくもなるので、やり進めながら丁度よいところを見つけていくのが私のやり方として多いですね。



長年ウィークリー手帳を愛用していますが、1週間単位で考えるのは、学生時代の習い事を「何曜日はこれ」といった形でスケジュール管理していた経験に基づいているのかもしれません。子どもの頃から、イベントや予定、やらないといけないことは家族共有のカレンダーに書き出して共有していました。そういった習慣がベースになって、常に時間は有限であること、だからこそいかに有意義に過ごそうかということを考えていたように思います。




時間〈とき〉デザインはありたい未来の姿を真っ白なキャンバスに描いていくこと


デジタルが当たり前になった現在もあえて手帳を使い続けているのは、書くことで思考を整理できることはもちろん、自由自在に書けるからです。仕事中はパソコンで作業することが大半ですが、考え事をするときは真っ白な紙に書き出したりもしています。



「時間〈とき〉デザイン」という言葉を最初に知ったとき、「ありたい未来の姿を真っ白なキャンバスに描いていくこと」が想像できて、前向きで面白い表現だなぁって思いました。「時間〈とき〉ラボ」もですけど、音の響きがやわらかくて、込められている想いを思わず想像したくなっちゃいますね。


JMAMさんから「時間〈とき〉デザイン」の由来を伺ってすごくストンときたんです。元々の「時間管理や効率」という考えから、現代の価値観やライフスタイルの変化に応じて「時間をどう使っていくか考えていこうよ」という方向に発想を広げられたと。ルーツに時間管理があると知って、漢字の「時間」で「とき」と読ませることにすごく意味があるんだと納得感がありました。



個人的に、「とき」って過去や現在の要素を強く感じる言葉のような気がするんです。でもそこに「デザイン」という言葉が組み合わさることで、「未来に向けての時間を考えよう!」という前向きかつ自由な感じが伝わってくるので、素敵な表現だと感じました。


~編集後記~

一つ一つの質問にとても真摯に答えてくださる吉嵜さんのお人柄が本当に素敵で、お考えやキャラクターを時間〈とき〉ラボの皆さんに知ってほしい!と思わずにはいられませんでした。たくさんのやりたいことを叶えるために、時間をどう使うのかは多くの方が頭を悩ませるポイントだと思いますが、吉嵜さんはそこに対してポジティブに向き合っておられる印象を受けました。「時間デザイン」という言葉から感じ取ってくださった想いを、丁寧に言葉にしていただいて事務局メンバーも新たな発見がたくさん。忙しい毎日を送る現代の私たちにとって「時間をデザインすること」ってどういうことなのか、自由に発想してみたいと思わせていただけるインタビューとなりました!


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今回お話を伺った吉嵜さんが、2023年手帳のレイアウトとして使われていた「週間ブロック」タイプ。吉嵜さんと同じように日々のことを書き記すなら、JMAM手帳の中では「PAGEM by NOLTY 王様のブランチ×ペイジェムウィークリー B6-i ブロック」がおすすめです!ぜひチェックしてくださいね!

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