時間〈とき〉ラボ運営事務局 さん
12月1日(水)、「時間〈とき〉ラボ」のサイトオープンに合わせ、オンラインでイベントが開催されました。司会はときラボ所長の小林、ゲストは書家兼プレゼンテーションクリエイターの前田鎌利さんです。今回は当日のイベントの様子を少しだけご紹介します。
▲20時前までは、この日に公開した「ときラボ」のお話をさせていただきました。
これまで、ときラボの前身であるWebサイト”時間デザイン研究所”主催で行ってきたこのイベント。今年は12月1日「手帳の日」”ときラボ”オープンの日、ということで12月1日に行うことになりました。イベントは20時からスタート!まずは所長の挨拶で始まりました。
▲どうやら、サイトオープン当日のイベントで、ちょっと緊張しているようです・・・(笑)
所長の挨拶のあとは、さっそく前田さんの講演が始まりました。今回のテーマは、「念(おも)いを伝える」です。前田さんによると、コロナによってリモートワークが当たり前になり、副業なども解禁する企業が増えるなかで、「伝える」ことはますます重要になっているようです。
人生100年時代と言われるなかで、自分が何を学び、どう成長したかを人に伝えることは、自分自身の可能性を大きく広げることがあるからです。それにも関わらず、91パーセントの人は伝えるのを「難しい」と感じています。
▲今年は約100人のメンバーさんがお申込みがありました!前田さんのお話を聞きながら、メモを取る方や頷かれている方も。
今から2300年前、紀元前300年にアリストテレスが「弁論術」という方法で伝え方を記しました。しかし、それから数千年経っても私たちはまだ「伝えること」の難しさを克服できていないようです。
伝える手段の1つに文字がありますが、文字というのは、最初は牛の肩の骨や亀の甲羅に甲骨文字が「刻まれること」から始まりました。「書く」という行為は、「刻む」行為です。そして、何を刻むかというと「念(おも)い」です。前田さんが、「思い」という言葉に「念」という文字を使う理由は、分解すると「今」の「心」、つまり自分が心の中で絶えず大切にしている思いを表すからです。
その後のワークショップでは、いくつかのグループに分かれ、一年を振り返りました。2021年、自分に起きた出来事を季節ごとに分け、4つの漢字で振り返ります。さらに、「2021年を象徴する1文字」とその理由を語り合いました。同じように、「2022年はこんな1年にしたい」という希望と、象徴する漢字1文字を記します。
▲メンバーみなさんに事前にお送りしているワークシートに記入いただき、イベントでグループごとに分かれて発表しました。
「今までの自分から脱皮した1年だったので〈新〉という字を今年の漢字にしました」
「これからの自分の在り方を考える1年だったので、2021年の私の漢字は〈光〉です」
「今年はできないことが多く、〈焦〉の一年でした。2022年こそは、できなかったことをたくさんしたいので〈跳〉にします!」
などなど。
どの部屋も、性別や世代を超えてにぎわっていました。「来年の手帳は、初めて“2冊使い”にチャレンジしようと思っています」「私はこの手帳を30年以上使っています」などの声も聞こえ、漢字をきっかけに「愛用している手帳とその理由」など、話が広がっていっていました。さすが手帳好きのみなさん……!
▲所長の2021年の漢字は「挑」でした。
イベントの最後には、前田さんのオフィスにある和室で、一筆書いていただきました。
この「予定は、希望だ。」という言葉はNOLTYからのメッセージとして
11月15日から動画も公開して発信をしています。
まだご覧になっていない方は最後のご案内から是非ご覧ください。
最後は参加者全員で、来年の漢字を書いた紙を掲げながら、記念撮影を行いました。
▲所長の来年の漢字は「繋」だそうです。(どうして「繋」にしたのか、ぜひ時間〈とき〉デザイントークの所長からの投稿をご覧ください)
みなさんも2021年を振り返り、漢字を導いてみてくださいね。そして、2022年の漢字も考え、2022年の手帳に書いてみてくださいね!
ときラボメンバーの2021年を表す漢字1文字と、2022年の目標・テーマを表す漢字1文字 を募集中!
今年1年を振り返るとともに、来年をどう過ごすか、どう過ごしたいか、2022年をデザインするきっかけになればと思います。キャンペーンに参加いただいた方の中から、抽選で30名様に素敵なプレゼントが当たります。
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