時間〈とき〉ラボ運営事務局 さん
みなさん、こんにちは!ときラボ事務局です。
ときラボは、 “みんなで時間〈とき〉をデザインするコミュニティサイト“として、2021年12月1日にオープンしました。時間〈とき〉について“知る・体験する”を楽しみ方のひとつとして、参加メンバーのみなさんとはコラムや投稿、オンラインイベントを通じて「時間〈とき〉デザイン」について発信や情報交換をさせていただいております。
おかげさまで、半年に1度実施しているときラボメンバーさんへの定期アンケートでは、47%の方が“「時間〈とき〉デザイン」について実生活で意識するようになった“と回答してくださっています。
では、世の中全体では、「時間〈とき〉デザイン」の共感度や実践度はどのくらいあるのでしょうか?また、「時間〈とき〉デザイン」を実践できている人はどんなことに取り組んでいるのでしょうか?
ときラボの企画・運営を行う㈱日本能率協会マネジメントセンター(略称・以下:JMAM)は、社内研究機関として時間〈とき〉デザイン研究所という組織を持っており、昨年11月に、インターネットで「「時間〈とき〉デザイン調査 2022」」(※)というアンケート調査を行いました。
今回はみなさんに、調査結果の一部をご紹介いたします。改めて、「時間〈とき〉デザイン」とはなんなのか、それから、手帳や日記といった手書きツールやペンを持つことの価値を考えるきっかけになればと思います!
「時間〈とき〉デザイン」は、産業界の生産性向上を目的に、日本で初めて手帳に時間目盛りを入れ、“時間を管理する”ということを提案・発信してきたJMAMが、時間に対する考え方をアップデートさせたものです。
これまでの“時間は管理するもの”という発想にとどまらず、“成長や幸福のための資源”であるというように発想を広げ、時間に対する新しい概念として「時間〈とき〉デザイン」を2017年から発信しています。
効率を求めるだけの時間の使い方を越えて、「毎日を自分らしく生きる」「将来なりたい自分をイメージしてそれに近づく」そのための時間を意識的につくる。そうすることで、人生はより豊かなものになるという考えです。
わたしたちが提案している「時間〈とき〉デザイン」という考え方。実際に世間では、どれくらいの共感度や実践度があるのでしょうか?
アンケート結果を見てみると、「時間〈とき〉デザイン」の考え方に共感する人は全体の57.1%と多くいるものの、実践できているのは全体の3割程度と少なめです…
では、どうやったら「時間〈とき〉デザイン」を実践できるのでしょうか?また、「時間〈とき〉デザイン」を実践できている人にはどんな特徴があるのでしょうか?
どのような取り組みをすれば、実践できているといえるのでしょうか?現在取り組んでいることや今後取り組んでみたいこと、という設問に集まった回答を見てみましょう。
【現在取り組んでいること】
▼「毎日を自分らしく生きる」ための時間の使い方として取り組んでいること。
▼「将来なりたい自分をイメージして、それに近づく」ために取り組んでいること。
「毎日を自分らしく生きるため」には、何か活動的な行動をしたり、新しいことを学んだりするといった積極的な行動よりも、自分自身を大切にする・ケアするといった項目が目立ちました。
一方で、「将来なりたい自分をイメージして、それに近づくため」には、自分自身と向き合いつつ、外からの影響を受けたり新しいチャレンジをしてみたりする人が多い結果でした。とはいえ、「時間〈とき〉デザイン」を実践できている人は30%未満。上記のどの項目であっても、実際に取り組むのはやはり簡単ではなさそうです。
【今後取り組んでみたいこと】
少し視点を変えて、「現在は取り組んでいないが、今後取り組んでみたいこと」という項目についても見てみました。
▼「毎日を自分らしく生きる」ために、今後取り組みたいこと
▼「将来なりたい自分をイメージして、それに近づく」ために、今後取り組みたいこと。
結果としては、「知識・感性・教養を高める」「新しいことにチャレンジする」といった、学びや挑戦への前向きな回答が増えました。また、やるべきことやなりたい自分のイメージを“書き出す“ことへの関心度も高いことがわかりました。
JMAMが行ったアンケートでは、「時間〈とき〉デザイン」実践者の特徴として、心理的な充実度が高くポジティブな状態であることがわかりました。
▼【自分には様々な良い側面がある】
▼【仕事とプライベートのバランスが取れている】
「時間〈とき〉デザイン」を実践できていると回答した人は、どちらともいえない・実践できていないと答えた人よりも、なんと2倍以上も自己肯定感が高く、ワークライフバランスも取れているという結果が得られました。
現在取り組んでいることとして回答の多かった、自分自身を大切にする・ケアするといった側面が、心理的な充実度や安定性に繋がっているのかもしれません。
最後に、ときラボメンバーさんにはサプライズな、“手帳や日記を使用している人”に注目したおもしろい調査結果をご紹介します。
序盤でお伝えしたように、「時間〈とき〉デザイン」では「毎日を自分らしく生きる」「将来なりたい自分をイメージしてそれに近づく」そのための時間を意識的につくることで、人生はより豊かなものになると考えています。
そこで、WHOが提唱している幸福度スコアに着目して検証。さらに、使用しているツール別にわけて見ると、手書きの手帳や日記を使用している人は幸福度スコアが高くなるということがわかりました。
▼「最悪の人生」を0、「最高の人生」を10としたとき、あなたの人生は何点?
特に、“「時間〈とき〉デザイン」を実践できていて、手書きの手帳や日記を使っている人”は、最も幸福度が高くなる傾向がありました。「時間〈とき〉デザイン」を実践することは、心理的な充実度や安定性が向上し、手書きの手帳や日記の使用がそれをさらに高める可能性があることが、幸福度として現れたと考えられる結果でした。
手帳や日記は過去・現在・未来といった時間〈とき〉の流れのような、見えない時間を可視化できるツールとして、これまで“時間を管理する”という側面が強かったアイテムです。
しかし、 時間と向き合いながら自分らしさにつながる一歩を踏み出すため、“時間の使い方をデザインするためのアイテム“として活用していただくことで、幸福度の向上や自己実現に近づくといえそうです。
~編集後記~
今回はいつものコラムやお知らせと異なるニュースをお届けしました。時間〈とき〉ラボのコンセプトである「時間〈とき〉デザイン」について、アンケート結果を交えながら、改めてご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
スマホアプリやパソコンソフトによってデジタル化が進んでいる現在ですが、ペンを持って手書きすることは、思考や感情の拡散と収束が行われ心が整うといわれています。これからも手帳や日記の魅力をお届けできるように頑張りたいと思いました!
また、日ごろときラボにお寄せいただく投稿・コメントを通じてみなさんの手帳愛が感じられ、いつも楽しみに拝見させていただいております!開設から2年目へと突入した時間〈とき〉ラボを、今後もどうぞよろしくお願いいたします。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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調査手法 : インターネット調査
対象者条件 : 全国に居住する20歳~69歳男女
対象者数 : 2,000名
サンプル回収計画 : 母集団における性年代別人口構成比に準拠して割付回収
実施時期 : 2022年11月4日~11月8日
委託先機関 : 株式会社日本能率協会総合研究所
本調査の調査結果はJMAMのプレスリリースでもご紹介しています。
――関連記事――
日本で初めて手帳に時間目盛りを入れた話はこちら
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さくら🌸 さん
幸福度高めますね。
自分だけでなく、手帳を使っていない人にプレゼントしたいという気持ちになりました。
まきの(*^^*) さん
書くの大好きです😃
もともと運が良い方なのですが、手帳をペイジェムに変えてから更に運気上昇中です😌🌸
手書きの良さの情報発信、これからも楽しみにしてます(*^^*)