#7 新商品情報①-NOLTY手帳編-

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コメント:3件

みなさま、こんにちは。「手帳の現場から」では、手帳の現場の“今”をお伝えします。

 

前々回の記事「もう終わり!? 23年1月始まり手帳の企画の裏側」では、新商品も含めた企画の進捗状況をお伝えしていました。なにやら今シーズンは新しいシリーズがたくさん出そうな雰囲気がありましたね・・・!

 

すでにブランドサイトや公式SNSからの情報をキャッチして店頭などで新商品をチェックされているメンバーさんがいらっしゃったり、「もう購入しました!」という投稿もいただき、JMAM社員うれしく投稿を拝見しております!

 

今回はそんな新商品たちを開発した企画の裏側やこだわりポイントなどを、企画担当者に根掘り葉掘り聞いてみたいと思います。

 

というわけで、早速聞いてみましょう!今シーズンは例年に比べて数多く新商品がリリースされているため、全3回にわたって記事をお届けします。それぞれ新商品の企画開発を担当した社員が登場しますのでお楽しみに!

 

 

トップバッターは、NOLTYの手帳をメインに担当する河野。


▲主にNOLTY手帳の企画担当者である河野。2023年1月始まりのNOLTY手帳でオススメの新商品について話してくれました。



―――すでに多くのお店で23年1月始まりの手帳が発売中ですが、改めて今シーズンNOLTY手帳でオススメの新商品を教えてください!

 

河野:NOLTYからのオススメ新商品は「ノートダイアリー」「エクリPlus B6」「エクリセレクト」の3シリーズです。


▲「エクリPlus B6」(写真上)「ノートダイアリー」(写真中央)「エクリセレクト」(写真下)



「ノートダイアリー」シリーズの開発について


 

―――1度に3つも新しいシリーズを出すなんて、最近だと珍しいことですよね。企画も大変だったかと思いますが、1番大変だった商品はどれになりますか?

  

河野:1番大変だったのはノートダイアリーですかね。新しいコンセプト・仕様の商品なので社内承認から品質チェックまで、とにかく1番労力が掛かったと思います(笑)最終的にはシンプルで機能的な商品が出来上がったんですが、そこに行き着くまで本当に細部にまでこだわった商品なんです。



―――以前の取材でも新しいコンセプトの新商品の進行がなかなか進まなくて大変だと言っていましたね!ノートダイアリーの商品コンセプトを教えてください。

 

河野:コンセプトは「組み合わせてカスタイマイズできる、ノートと一緒に使える薄型手帳」です。自分で選んだ手帳とノートを好きな表紙カバーにセットして、自分好みに組み合わせて使える商品です。手帳は2種類、ノートは4種類のフォーマットから選べます。それぞれ単体使いもOKですし、手帳×ノートだけでなく、ノート×ノートや手帳×手帳にして使っていただいてもOKです。



―――自分で自由に手帳とノートのフォーマットを選んで組み合わせられるって良いですね。愛着も湧きそうです。そんなカスタマイズ性のあるノートダイアリーシリーズの、細部にまでこだわったというポイントを教えてください。

 

河野:まず、ダイアリーについては、無駄をそぎ落とした内容と薄さ、それから1年間使われることを想定して、丈夫さを追求したところですね。新しい挑戦だったので、この仕様決定に大変苦労しました。また、日記欄のフォーマットも厳選しました。レイアウトは、手帳ならではの俯瞰性を大事にした月間マンスリータイプと、タスク管理がしやすく、かつ今週翌週と2週間を見通せる2週間ブロックタイプです。この2週間ブロックタイプはNOLTYの手帳でこれまで出ていない新しいフォーマットです。最終的にはとてもシンプルなデザインに落ち着いたのですが、手帳ならではの良さを最大限に活かして使っていただけるよう、日記欄の月表記などを細部を何パターンも検証しました。

また、ノートにはページ番号が1ページ1ページ付いているので、この日のメモは何ページに書いたなど、手帳と連動しやすいんです。他にもまだまだあります(笑)



▲ノートにはページ番号が振られているので、振り返りや日付との紐づけに便利。



―――まだまだあるこだわりポイントを聞きたいところですが・・・ノートダイアリーを開発するとき、どのようなライフスタイルの方を想像してつくられたのでしょうか?

 

河野:一般的なビジネス手帳は、スケジュール管理にデジタルツールを活用されている方からすると、機能やページ数が多く、書くことが少なく使いきれなかったり、オーバースペックに感じられたりする部分もあるかと思います。一方で、手帳ってデジタルツールとは違って俯瞰して計画を立てたり、振り返りがしやすかったりと、その効能も捨てがたいですよね。

アナログの良さは実感しつつも、普通の手帳だと使い切れない、、、と手帳選びに悩んでいる方の救世主になれれば、という想いで作りました。

また、働き方や生活も多様化し、PCを持ち歩いたり、持ち物自体が多くなっているこのご時世、少しでも荷物を軽くしたいというニーズもあります。そういった方たちにもスマートに使っていただけるよう一般的な今までの手帳からいろんな面で“引き算”したシリーズなので、「使い切れないかも、、、」と気負わずにぜひお手に取っていただきたいですね!



「エクリPlus B6」の開発について


―――ありがとうございます。続いては「エクリPlus B6」について教えてください。愛用者の多い「エクリ B6」に色々プラスした新シリーズということのようですが、以前の取材で、あったら嬉しい資料や企画ページを載せた内容充実の新商品があると言っていましたよね。それが「エクリPlus B6」でしょうか?



河野:そうです!手帳の用途として仕事メインで使いつつもプライベートのことも書けるような、1冊で仕事も日々の楽しい出来事も一緒に書けるように、というコンセプトの新シリーズになります。もともと「エクリB6」は基本的な手帳の機能は持ちつつも薄さも魅力の手帳で。それを活かしたまま、「こんなページがあったらいいな」というページを追加しました。

 

 

―――プラスした、となると、先ほどの引き算の考えから生まれたノートダイアリーとは逆の方向性ですよね。

 

河野:そうですね。デジタルツールの普及で手帳の用途も進化していく中、日々の記録を手書きで残したいという方も増えていて。私はB6のウィークリータイプの手帳を使っているんですが、ウィークリーページには主に仕事のことを書いていて、マンスリーページにプライベートのちょっとした日記を書いていたんです。でもマンスリーページだけだと1日のマスも小さいので書ける量も限られるし、タスクも書けない。プライベートでやりたいと頭で思っていたことが結局やらないまんまだなぁと感じていて。1冊の手帳で仕事もプライベートも上手にまとめることが出来たら、今より日常がうまく回るかな、という私自身の想いもありました。

 


―――日々、河野さんが課題として感じていたことを解決したのが「エクリPlus B6」ということなんですね。やはりこだわりはそのプラスしたというページでしょうか?

 

河野:はい、巻末にログページやヘルスチェック用のカレンダー、白紙の地図などをご用意しました。ログページは記録として残しておきたいことをハイライト的に使えるような企画に。左上にアイコンが印刷されているので、該当する項目に丸を付ければ何のログかを簡単に分類できます。


▲様々なログ(記録)が残せるページ。アイコンを決めるにも何度も悩んで検証したそう。ドット方眼の部分は文章を書いても写真やシールを貼ってもOK。

 

 

河野:白紙の地図はこのご時世なので行きたい場所を書くでもいいし、遠方に住んでいる友達の場所を書いてもいいし、XX産地のフルーツを食べたいでもいいし(笑)使い方はみなさんの自由で楽しいページにして欲しいなと思っています!


▲白紙の日本地図。行きたい場所や行った場所など、これからの予定を書くでも記録を残すでも使い方は自由自在。



▲白紙の地図は世界地図も。

 

 

―――そんな中で河野さん自身が特にこのページがオススメ!というページはありますか?

 

河野:意外かもしれませんが、ID&Passwordリストです!仕事でも色んなシステムを使っているのでID・PWを入力して利用することが本当に多くて…すごく役立っています。密かなこだわりとしては、あえて右ページは通常のノートページにしているところですね。人によって管理しなきゃいけないID・PWの数ってそれぞれだと思うので、自由度を持って使って欲しくて右ページには記入ガイドを設けていないんです。左ページだけでは足りないよという方は、右ページもID・PWリストとして利用してもいいですし、そうじゃない方は、ちょっとしたメモを残したり、お気に入りの付箋を貼るスペースなど、自由に使っていただけると嬉しいです。

 


―――なるほど…細かなこだわりが散りばめられていますね…!表紙もとてもかわいいですよね。

 

河野:ありがとうございます!表紙カバーの色も相当悩んで決めたのでうれしいです。例えばシボ(表面の不規則なシワ模様のこと)違いで同じ色を試作してみたり、色数も10種類以上試作して配色を決めました。その色に合う金具ということで、金の金具も装飾として付けて、シンプルながらも上品な雰囲気のデザインにまとめることが出来ました。



▲こちらは表紙生地の数々の試作。お客様に喜んでいただけるよう厳選された生地が商品に使われています。





河野:「エクリPlus B6」も細部までこだわって開発した新シリーズなので、こちらも是非お手にとってみていただけたらうれしいですね。

  

 

・・・と、今回はここまで。次回は、「NOLTY エクリセレクト」と「ペイジェム ミネット」シリーズから紅茶ブランドとPAGEMがコラボした新商品についてお届けします!

 

 

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関連記事

  「#4 もう終わり!? 23年1月始まり手帳の企画の裏側


 

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 (1月始まり)NOLTY エクリPlus B6

 ノートダイアリーシリーズ・エクリセレクト


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14 件のいいねがありました。

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ノートにページ番号良いですね。🐰

何度も繰り返しみたくなるニュース7ありがとうございます。

返信する
2022.11.04

PAGEM推しなので、次回が楽しみです

(o≧▽≦)ノ✨

返信する
2022.11.05

河野さん、はじめまして♪

このページに辿り着いてよかったです!

…と言うのも、エクリPlusのことは、

投稿もさせて頂きましたが…(まだ申請中)

秋に早々とtorincoシリーズを購入していたのですが、

やはりバーチカルが欲しいなと思い…

1月半ばに再度手帳売り場に走り、

エクリPlus B6-7に遭遇したのです❣️

バーチカルでも余白がたくさんあるので

私には本当にもってこいのタイプでした❣️

それ以外も細部に渡る心遣いが

嬉しいエクリPlusとの出会いに感謝しています✨

2024年も同じタイプを購入したいと思っております🩵

開発、本当にお疲れ様です。

お役目ありがとうございます🩵

返信する
2023.08.07