時間〈とき〉ラボ運営事務局 さん
2024.06.02
1859年6月2日に横浜港が開港したタイミングで、カレーが日本に入ってきたと言われています。ですが、すぐには日本国内に広まりませんでした。1872年頃、牛肉は「文明開化」の象徴と言われ、手軽な食べ方としてカレーを推奨していたこともあり、ようやく普及しました。
1872年に発売された料理書『西洋料理指南』では、日本で初めてカレーの調理法が紹介されました。ネギやしょうがをバターで炒め、水を加えて鶏肉、えび、赤ガエルを煮込み、カレー粉を加えてさらに煮込む。最後に塩で味を調え、水溶き片栗粉でとろみをつけるというレシピでした。同時期に刊行された『西洋料理通』でもカレーの調理法が紹介されています。
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