予定を何回書きますか

「予定はデイリー（ウィークリー）に書くから、マンスリーをどう使っていいかわからない」という話をよく聞きます。

「予定はスマホで管理しているから、手帳は要らない」という話も聞きます。

そうか、世のヒトは（割合はわかりませんが）予定は一カ所にしか書かないものなのか。

私はおなじ予定をあちこちに書くんですよね……。

たとえば、架空の予定が発生したとします。

〇月△日15:00～17:00

東京代官山５分のオーガニックカフェ『デメテルの麦穂』にて

「女神のティータイム・あなたの人生を豊かにするハーバルイベント：少人数の同好でティーパーティ！プティフール付きのテーブルマナーのあと、お気に入りのハーブを手帳にアイロンしてあなたの毎日に彩りを添えましょう」

……場所もイベント内容も思いつきのデタラメですが。

①まず手帳のマンスリーを開き、〇月△日のマスに予定を──こんな長ったらしい文は収まらないので、『手帳デコ@デメテル／代官山』と記入します。喫茶店にとっての主眼はテーブルマナー講座かも知れませんが、たぶん私はハーブで手帳を飾る方法目当ての参加ですので。

②それからスマホの乗換アプリで15分前に代官山に到着する路線を調べ、スケジュールアプリに登録し、45分前（化粧開始）と15分前（出発）の通知もセットします。時間になればスマートウォッチが震えてくれるので、ギリギリまでほかのことをしていても大丈夫。

そのままスケジュールアプリの15:00～17:00に『お茶＆手帳デコ』と入れ、喫茶店の住所とイベントのURLを登録しておきます。これで道に迷ったり受付でイベントの正式名称を尋ねられても大丈夫。スケジュールアプリに入れる表題はスマートウォッチに表示できる程度にしたいので、やはり長々とは書けません。

③また手帳に戻り、デイリーバーチカルにイベントと往路の時間を確保します。スケジュールアプリは一覧性が悪いのであまり確認には使わないのです。スマートウォッチへの通知や、ネット情報やマップへリンクするための起点みたいな感覚です。

④Nolty２ヶ月カレンダーの〇月△日に『(ヨ)PM代官山』と書いておきます。家族はこれを見て「この日あいてるなら遊びに行こう」といった提案をしてきます。スケジュールアプリの共有とかはしていません。

⑤２週間くらい前になるとサブ手帳に出発時間の☑や必携品等を書き込みます。

⑥十日前の夜、壁掛け週間ボード（と言いつつ９日分）を更新する際も『△日(ヨ)代官山』と書きます。２ヶ月カレンダーは家族が能動的に確認しないとわからないので、これで問答無用の周知をします。

⑦実は我が家には更に、朝７時から夜９時までのバーチカルホワイトボードまであるのです。前夜の更新時に、14時から19時ぐらいの線をひいて『(ヨ)代官山』と書きます。

……振り返ったら７回書いてますね。

そしてひとつとして正式名称を書いてませんね。

なので、せっかくスケジュールアプリに入力しているのに、後から検索が使えません。ただしく入力していたとしても、何年か後には代官山が自由が丘とかに記憶がすり替わってたりしますからね、私は！

手帳のマンスリーをざーーーっと眺めた方が早く見つかります（そのためのマンスリーなのです）。

もちろん、変更が出れば七つ全てを書き直します。

私はこれで至極快適なのですが、

……ひとさまにオススメはできないですね。