時間〈とき〉ラボ運営事務局 さん
2024.05.21
1869年5月21日、京都市に日本最初の近代小学校「上京第二十七番組小学校」と「下京第十四番組小学校」が開校したことに由来します。この2校は公的機関によってつくられたものではなく、商人・熊谷直孝の私財や敷地の寄付、また周辺住民が多くの寄付や献金を行って完成したものでした。それをきっかけに、地域が一致団結して64の小学校が誕生しました。これは国が「学制」という学校制度をを定める3年も前の出来事でした。
1875年には、全国に2万4,303校の小学校が設立され、約192万人の生徒が入学していました。この急速な展開の背景には、既に幕末期に全国に普及していた数万の寺子屋があると言われています。多くの新設小学校は、寺子屋や私塾、郷学校といった民間教育機関を基に設立されました。一部には、藩校や武家の教育機関から変化した高度な学校も存在しましたが、地域によっては寺子屋を基にした基本的な初等教育機関としてスタートした場合も多かったそうです。
<その他の記念日>
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・対話と発展のための世界文化多様性デー
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