バレットジャーナル、公式本。

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コメント:2件

バレットジャーナルについて初めて聞いたのは何年か前だったと思います。

甘い雰囲気が印刷された市販の手帳とは違う、おしゃれで、かっこよくて、ハイセンスな、凝った手書き装飾の、唯一無二感のある手帳たち。

憧れましたが、ムックを買って1日で挫折しました。

私にはあんなの描けないし。装飾シールは段差が天敵の人間には多用できないし。

そのまま、するすると遠ざかりました。


最近、ふと。

バレットジャーナルを検索すると、相変わらず眩しくうっとりするような画像たちと並んで、「デコらない」「無理しない」といった語句が強調されることも多くなってきました。

デコらないバレットジャーナルって何だ???

わからなくなったら原典です。ムック本や紹介サイトは誰かが原典を消化し、取捨選択したあとのもの。その「取捨選択基準」が自分と異なっていた場合、いろいろ勿体ないことになりがちなので。

時間〈とき〉ラボ様からいただいた図書カードの残額は、君に決めた!(さすがにちょっと足が出ましたが)


分厚い本を読んでみると、なかなか面白かったです。

なるほど、デイリーログっていうのは、GTDでいうところのInBoxを兼ねてるんだな、InBoxを別のノートに分けると管理しきれないから、複数ノートを使う代わりに1日のページを無制限にしてるんだな、とか。(個人の感想です)

つまり最初に毎日の枠を固定して綺麗な飾り文字の日付を並べちゃうのって、厳密にはバレットジャーナルの原理とは違うのでは?とか。(個人の感想です。バレットジャーナルは使い手に合わせて自由に改変することを否定していません。どんなやり方も使い手がバレットジャーナルと思えばバレットジャーナルです……ただ「それがバレットジャーナル」と思っちゃうのは違うっぽい?)

フランクリンプランナーのミッションステートメントは厳しくかつ漠然としていて、ビジネスを人生の主軸にしていない人間にはなかなかピンと来ないけど、バレットジャーナルの目標の考え方を応用すればミッションステートメントが見えてくるのでは?とか。(個人の感想です)

とか、なんとか。

頭のなかで、いろんな手帳術を横断して、自己流で咀嚼するのは楽しいですね!


ところで。

手帳術だの、自己啓発の本だのって、よく「今日が人生最後の日だとしたら、あなたはこの1日をけっして無駄にはしないでしょう。なぜ毎日をそのように過ごさないのですか?」みたいな段落がありません?

私だったら、今日が人生最後の1日だとしたら、PCの中味をぜんぶ消去して、いままでの手帳をぜんぶ燃やして、通帳と保険証書を家族に渡していままでの感謝を告げてあとはおきにいりのお菓子を食べながらできるだけ穏やかにのこりの時間を浪費するなあ……と思ってしまうんですけど……

そんなふうに考えちゃう私は、手帳術には向いてないのかも!?


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「私だったら、」以降のヨルカさん、

なめらかな文章の感じから、なんかいいな☆と思いました。

最後の日にやろうと思うことがはっきりしていても、それまでの時間をどう使うか、その一案として手帳術の出番なのではないでしょうか♪


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2023.09.28

弓道ジョガー さん、1年以上昔の記事まで遡って戴いてありがとうございます!

そうです、「それまでの時間」にこそ手帳術は活きるので、いきなり「最後の時間」に思いを馳せさせられても活かしようがないよなーっていう。

せめて「余命1年」くらいなら……いや、それでも「仕事なんてしてる場合じゃないし資格勉強したって間に合わないから、未来を考えず全リソースをいまに注ぎ込む!」とかしそうだなー。

未来を見据えつつ現在を無駄にしないためには、「余命10年」、くらいですかねー……。



返信する
2023.09.28