翔平習慣

大活躍の米メジャーリーグ・ドジャースの大谷翔平選手だが，花巻東高校在籍時に作成したマンダラート（マンダラチャートとも）も世に知られるようになった。ネットに挙げられた画像を見ると，システム手帳のリフィルに書かれたもののようだ。「ドラ１　８球団」という目標を掲げて，そのために（超高校球ピッチャーとして注目されるために）①コントロール，②キレ，③スピード150㎞/h，④変化球，また⑤体づくり，⑥メンタル，⑦人間性，さらに⑧運，を身につけることと具体化している。例えば「⑧運」にしても，決して運任せや神頼みなどではなく，「あいさつ，ゴミ拾い，部屋そうじ，道具を大切に使う，審判への態度，プラス思考，応援される人間になる，本を読む」などと自分の行動に落とし込んでいる。大谷選手の球場での振る舞いからも，これらが完全に習慣として身についていることが分かる。マンダラートは行動を習慣化するためのツール，ハビット・トラッカーなのである。