買ったときのきもち

わりと物持ちが良い方で，長く愛用するうちに購入の経緯を忘れてしまうことがよくあります。

遡って手帳を読めばいろいろと思い出せますが，それではデータが膨大なので，購入品に関する記録のみを取り出して別ノートに書くようになりました。（家計簿とも別です。）もちろんすべての購入品を記録しているわけではありませんが，長く使うものやコレクション要素の強いものは書くようにしています。また，1冊のノートに何もかもをまとめると振り返りがしにくいので，「文具」「衣類・化粧品」「その他」に分けています。

今のiPhoneをいつ・なぜ買ったか，ひさしぶりに思い出しました。

パッケージの写真をよく貼るので，分厚くなっても気にならない薄いノートが便利です。

タグや包装紙，シール，広告の画像もよく貼ります。

ほぼすべての購入品を使い倒して廃棄するので，リセールのことは考えません。

画像的にちょっと，と思うので掲載しませんが，下着の記録にはかなり実用性があります。型番と使用感を書いておくとイマイチ自分に合わなかった商品を把握できるし，廃棄時に読み返すと購入日からだいたいの耐久性がわかるので，次回購入時に参考になります。

他にも化粧品や入浴剤など，合う・合わないのあるものは，細かく感想を書いておくと後々お買い物の参考になります。（ふつうの人は自分の頭で覚えられるのかもしれませんが，私は昔から記憶力に問題があり，たとえば使って肌荒れした日焼け止めや，香りが苦手だった入浴剤を間違えて二度買うようなことがあります。）

…というわけで実用面も私にとっては重要ですが，ノートを読み返していちばん満足感があるのは，購入時のきもちを思いだしたときです。古いノートには当然「今だったら買わない」物がたくさんアーカイブされているのですが，そのときの私にはほしいものだったし必要なものだったんだなぁと思うと，自分のことなのにほほえましいような気持ちになります。また，いわゆる「失敗した買い物」（キッチン用品が多いです。長持ちしてしまうので…）で地味に苦労しているケース（なんでこんな形のピーラー買っちゃったんだろう，とか）でも，まぁ許せるきもちになったりするのが不思議です。