ペンを持とう。

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コメント:2件

すこし前に評判になった本です。

(初版が2023年7月だから、1年ちょっとくらい?)

手帳も有名なほぼ日サイトとかでも連日書評みたいなのがあって、目にしてたんだけど、どうもタイミングがあわなくて……

やっと読みました。


いわゆる手帳系ハウツー本とちがって、小説──というか児童書仕立てです。

海の中の学校で、ちょっと生きづらさを感じていたタコの男の子が、ふしぎなおじさんと会って日記を書き始める。

その意味と丁寧な変化が綴られています。


日記を書いても、タコの男の子の環境は劇的に変わったりしないし、問題も解決しません。

それでも、彼は息ぐらいはつけるようになります。


作者の古賀史健さんは、かつて「嫌われる勇気」で一世を風靡した方です。

当時、流行りましたよね。「アドラー心理学」の本。

私が読んだどれもが(多すぎて網羅なんてできませんが)、「あなたが変われば周囲も変わって、悩みはぜんぶ解決するよ!」みたいな結末でした。

「嫌われる勇気」だけが、「あなたが変わろうが変わるまいが、周囲が変わるかどうかは周囲の自由。『あなた』と『周囲』の問題を分離しましょう」という結論でした。とても誠実だった。


だって、「自分が変わることで周囲を変えよう」なんて、そんなの魔法で、逆支配ですもんね。

できるわけないのです。


この本もそういう誠実さに満ちていました。


少なくとも、日記を「死後、公開されることを前提に他人の悪口を書き連ねたもの(by悪魔の辞典)」なんて定義するよりは、よほど建設的でしたよ(笑)

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気になっていたけど、まだ手に取っていない本。

ヨルカさんの投稿をふむふむと読ませていただきました。

読んでみないと感想を持てないですが、

私は

自分が変わる方法を模索したりしてるけど、

回りをどうにかしたいと思ったことはないかな・・・?


本を読むことで、色々な世界に触れる事ができますよね~。

やっぱり本も読みたいな、と改めて思いました(^^)


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2024.10.16

すみません、説明かっ飛ばしすぎましたね💧

当時、ストーリー仕立のアドラー本って、

①主人公(OLが多い)は、周囲の無理解や同調圧力にストレスを感じている「頑張り屋だけど報われない“いわゆる良い人”」

②なぜか偶然アドラーに詳しい人と知り合いになり「自分と他人の問題を分離しよう!」とアドバイス

③他人のことはどうにもならない。私は私のことを頑張ろう……!と努力の方向を変える主人公

④生き生きと自分の道を生きる主人公。それを見ていた周囲も「あのひと輝いてるみたい」「あなた頑張ってるわね!」と評価してくれるようになり大団円

というものが多かったのです……

いや、オチがないと落ち着かないのはわかる。でも④まで書いちゃうと、「報われない私が報われるようになった!」というより「私を評価しない周囲が私を評価するようになった!」という印象を受けてしまって……

それが最終目的みたいになっちゃうの、どうなの?って思えてしまって。

私がひねくれ過ぎなのかも……💦

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2024.10.18