能率手帳ゴールド分冊の「最初の一冊」

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1月1日の朝は,手帳の切り替えと古い手帳のアーカイブ作業でたのしく過ごしました。

日記帳にしている能率手帳ゴールドのセットアップをしていて,思い出したことを書きます。

 

これは昨年の工場見学会で伺ったお話の中で,実はいちばんびっくりしたのだけれど,マニアックすぎて伝わらないかもと思って記事に書かなかったネタです。

 

能率手帳ゴールドは裏表紙の内側にポケットとベルトがあり,そこに薄い分冊メモを挟めるようになっています。


 

最初から1冊セットされていて,その1冊はアドレス帳&メモ,差し替え用に付属する2冊はメモのみです。

私は分冊をほとんど使わないので,毎年使い始めにすぐ抜き取ってしまうのですが,その際,「最初からセットされた1冊」と「差し替え用」の大きさが違うのが不思議でした。

差し替え用はひとまわり小さいのです。(トップ画像にしました。)

 

使い始めた年から気がついてはいましたが,不器用な人が差し替えるとき作業がしやすいようにかな,と思って深く考えていませんでした。

縦幅の小ささはベルトで支えたときガタガタしないように控えめ,横幅はどれだけ小さくしても使い勝手に関係ないのでかなり大胆に小さい,そういうことだと思っていました。

 

なぜ「最初の1冊」をあんなにギリギリのタイトさで作れるのか,考えたことがなかったのです。

 

工場見学の際,「最初の1冊」はセットされた状態で断裁・小口処理をしているのだと伺いました。だから完璧にツライチなのですね。

革表紙でくるんでから挟むのと,挟んである状態でくるむのと,どちらの作業効率が良いか私にはわからないのですが,仕上がりの美しさは最初から挟んである方が良いに決まっています。神は細部に宿るというやつだなぁと思いました。

 

このお話を伺ったことで,今年の私は分冊を抜き取るとき少し躊躇したのですけれど,ピッタリそろった紙の端をしばらく堪能して,やっぱりそっと抜き取って箱にしまいました。用途を思いついたら戻して,大事に使おうと思います。


今年もよろしくお願いいたします。

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