時間〈とき〉ラボ運営事務局 さん
みなさんこんにちは、時間〈とき〉ラボ運営事務局です。
「NOLTYキッズ体験ストーリー」では、NOLTYキッズを体験したお子さまの成長を保護者目線でご紹介していきます。
今回は「NOLTYキッズ かいけつゾロリのときデザインノート 時間と約束を守れるようになる!」を体験してくれた大塚さん親子のお話。ノートを体験しはじめたところ、息子であるこーくんから思わぬブーメランが返ってきてタジタジだったお父さん。笑いありでほっこりした気分になれる”親子のときデザインノート体験”をぜひお楽しみください!
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ぼくの息子、こーくんは自由奔放な小学2年生。ねぼすけで、小学校でたまに遅刻をしてしまう。
こーくんを見ていると「自分の鏡」のような気がして、たまに顔を覆いたくなることがある。まあ、毎日幸せそうに小学校に通っているから、それだけで親としてはいいのだけど。
うん、楽しそうならいいよね……。
そうやって、現実から目を背けるぼくのもとに、こんなノートが存在することを知らされた。
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)が発行している『NOLTYキッズ かいけつゾロリのときデザインノート』だ。
「時間と約束を守ることができる!」という、重い一言がのしかかる。そうだよね、時間と約束は守れた方がいいよね……。たしかに、このノートに取り組んだ方がこーくんはいいのかもしれない……。
明るく元気に遅刻した日の夜。ぼくはこーくんと時間と約束を守れるようになりたいかどうか、話をしてみた。こーくんは、痛いところを突かれたという顔をして「まあ、守れた方がいいに決まってるよね」と話してくれた。
「ぼくも遅刻したくないけど、どうすればいいかわかんないんだよ」と語る、こーくん。
そこで、この『NOLTYキッズ かいけつゾロリのときデザインノート』を見せてみた。
「ぼくのためのノートじゃねえか!!」こーくんは、かいけつゾロリの本も持っている。
喜んだこーくんは、意気揚々とノートをめくった。
ノートにはゾロリの漫画もついていて、自然な流れで「時間と約束を守ろう」というモチベーションアップを図ってくれる。親子で話し合いながら、読み進めることができた。なんてマジメで楽しい、有意義な親子時間なのだろう。
ノートはついにワークブックに突入。「君の好きなこと、楽しいことを書いていこう!」という項目があり、自分と向き合う作業がスタートした。
「やりたいことリスト」に、自分がやりたいことを書き込んでいく。「弟と遊びたい」「漫画が読みたい」「サッカーの練習がしたい」いいじゃん、いいじゃん。欲望の赴くままに書いていこう。
すると、こーくんが頭を抱え始めた。そこには「いつもやるべきことリストを作ろう!」と書かれている。
「おれ、なんにもできてない……」
「下にあるもののうち、できていたらチェックをつけよう」と書かれていた。日々の生活で「やるべきこと」のうち、ほとんどできていないと思って反省しているようだ。
「こーくん、そうやって自分で『できていない』って、反省できるのはとってもいいことだよ。これからゾロリと一緒に頑張っていこうよ。ね?」
すると、こーくんから思わぬ言葉が返ってきた。
「いや、これ、おとうさんはできてるの?」
何を言ってるんだ、こーくん。これは子ども向けの生活改善ノートでしょ?おとうさんはもう36歳。そんなことは当然できているに決まってるだろう。
【できていたらチェック やるべきことリスト】
● 朝、決めた時間に起きる
● 朝ごはんを食べる
● 外遊びや運動をする
● テレビや動画を見る時間を守る
● ゲームをする時間を守る
● 前の日のうちに、次の日の準備をする
● 出したものをかたづける
● 夜、決めた時間に寝る
「俺、『朝ごはんを食べる』しかできてないわ」
ちなみにこーくんは「外遊びや運動をする」しかできてなかったらしい。うん、お父さんは外遊びや運動もできてないわ。
「そうやって自分で『できていない』って、反省できるのはとってもいいことだよ。これからゾロリと一緒に頑張っていこうよ。ね?」
5分前の自分のセリフが突き刺さる。こうして、親子でゾロリと向き合わなければならなくなった。
「やりたいこと」と「やるべきこと」に向き合った後は、毎日の計画チェックがスタートする。
1週間単位で計画を書き込み、毎日チェックしていくのだ。
「はぁー……」
『計画チェックシート』を見て、こーくんが大きなため息をついた。
「このゾロリ、本気だ……」
絵本とは一味違う、本気モードのゾロリにタジタジの我々。それでも、なんとかこのノートに記入。ぼくも自前のノートに同じ内容の枠を作って、自分の『計画チェックシート』を書き込んだ。
気合の入った1週間がスタートした。
「やる」と決めても、いきなりはできるようにならない。
月曜日、こーくんはさっそく起きる時間に遅れてしまった。それでも、ぼくはこーくんに話す。
「いきなりできるようになるわけない。また、明日チャレンジしたらいいんだ」
そうだ。このノートを初めからできる人には、このノートは必要ない。
そうやって、自分にも言い聞かせる。ノート通りにできなかったら、また明日やるだけだ。ノートそのものをやめてしまわないように、二人で励まし合いながら頑張った。
取り組み初めて、1週間半ほど経った日。お父さんがへこたれ始めた頃、こーくんはついに1日の「やりたいこと・やるべきこと」の完全制覇を達成した。
できなくても、また明日頑張ったらいい。そうやって、ノートを通じて、失敗する自分に向き合いながら、成功をつかんだこーくんはたくましい。よくがんばった!
念願だったはじめてのシールを貼って、にっこり。お父さんよりも先に達成して、得意気だ。
そんなこーくんに触発されて、ぼくもその翌日にようやく初めての1日の「やりたいこと・やるべきこと」の完全制覇を達成した。こーくんに「おとうさんも、ちゃんとやれよ!」と背中を叩かれてしまった。
まだまだ、このワークブックは12週間分ある。ぼくらの挑戦は始まったばかり。ぼくも、息子とともに成長する所存であります。こーくん、これからも一緒に本気のゾロリと向き合って、頑張ろうね。
NOLTYキッズ かいけつゾロリのときデザインノート 時間と約束を守ることができる!
時間を意識して行動できない、約束をすぐ忘れてしまう、好きなこと以外はなかなかやらない…。そんなお子さまにおすすめのノートです。毎日の限られた時間の中で「やりたいこと」も「やるべきこと」も、きちんとできるようになることを目指します。全部で12週間続けることで、言われなくてもできる子になっていきます!
頁数:88ページ
価格:1,320円(本体1,200円+税)
発行元:株式会社日本能率協会マネジメントセンター
-ライタープロフィール-
大塚たくま
福岡のフリーライター。面白くて役に立つWebコンテンツ屋さん。(株)なかみ代表。九州デザイナー学院の非常勤講師。嬉野温泉暮らし観光案内所の編集長。大塚はアビスパ福岡を何とかしたい。SEOとバズが大好き。オモコロ杯2020銀賞、2021銅賞、2023銀賞。
Starball35 さん
こんなノートがあるなんて。しかもゾロリが応援してくれるなんて、やる気になってくれるかもしれない!!