【イラスト解説付き】GOLDメンバーズクラブ限定!能率手帳ゴールドの工場見学会

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コメント:4件

みなさんこんにちは、時間〈とき〉ラボ運営事務局です。


2023年11月18日(土)にGOLDメンバーズクラブ限定の、NOLTY手帳を製造する工場見学会を行いました!


能率手帳ゴールドをはじめNOLTYの手帳の多くを手掛ける、東京都板橋区にある製本工場「新寿堂」は、一般の方向けの工場見学を行っていないため、実際に現地で参加できるのはGOLDメンバーズクラブ会員限定の特典です。


以前より毎年の恒例イベントとして開催しておりましたが、コロナ禍になって以降はオンラインで工場見学会を開催しており、今回は4年振りのリアル開催となりました!


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GOLDメンバーズクラブとは・・・「NOLTY 能率手帳ゴールド」をご購入いただいた方が参加できる会員限定コンテンツです。限定商品の販売の他、今回のように工場見学会イベントを定期的に行っています。

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工場内は機密事項がたくさんあり撮影はNG…。そのため、製本工場の裏側を文具ライターの小日向 京さんに取材いただき、素敵なイラストとともに「イラストで解説!工場見学ツアー」というレポートにしていただきました!能率手帳ゴールドの熱烈なユーザーでもある小日向さんの素敵なイラストは、実際に工場見学にご参加いただいたことのある方なら、「そうそう!こんな感じだった!」となる内容ではないでしょうか?


記事の後半部分では、2023年11月18日(土)に行われた、工場見学会にて行われた、手くるみ体験や能率手帳ゴールド愛たっぷりの座談会の様子もお届けいたします!


文具ライター 小日向 京さん


それでは、さっそく工場見学スタート!

※「イラストで解説!工場見学ツアー」は、2018年に取材・作成されたものです



印刷


手帳づくりはまず【印刷】から始まります。人の背丈よりも高く、そして奥行きも長い印刷機械は、1時間に6~7000回転もさせながら用紙へ印刷していくのだそう。確かに、みるみる印刷後の用紙が機械の前へたまっていきます。


しかしそれで終わりではない!インキ濃度で手帳の見え方が違ってくるといい、オペレーターの目視でのチェックが欠かせないのです。


オペレーターは「色見台(いろみだい)」と呼ばれる作業台で、印刷状態をくまなく確認。この色見台がさすが印刷チェックする場所だけあって、照明が綺麗なことこのうえなく、ここで能率手帳ゴールドに予定を書いてみたいな…という気持ちになります。印刷チェックでNGとなった用紙までもが、美しくごみ箱の中にたたずんでいました。



大断ち


印刷用紙は1枚がとても大きく、手帳サイズにするなら何度も折りたたまなければならないほどの大きさです。印刷された用紙は微妙に正確な四角形になってない場合もあり、手帳ページの四角面に合わせて紙を断裁するのがこの【大断ち】の工程です。


用紙の厚い束を裁断機に挿入して、モニター画面で精度を見ながらスッと裁断し、束を重ねて次の工程へと送るさまは、流れるようにエレガント!この工程にBGMをつけるなら、間違いなくウィンナーワルツではないか?と頭の中を優雅な音楽がかけめぐる…そして驚くべきはその裁断精度の高さで、0.2mmの線を真っ二つに切るほどなのです!軽やかな動きは、熟練の技によって培われているのだと知りました。



折・丁合い


手帳は一般書籍と同じように、16ページでひとまとまりに折られ、その【折】が順番に重ねられます。その折を順番に重ねる工程が【丁合い】です。私たちがふだん見られない「手帳の束の背」が、これらの工程では活躍するのです。


しかも、2冊分の手帳が縦につながった状態で作業が進められていくのだそう。この2冊つながったところがとても魅惑的で…もはや「そのまま切らないで欲しい!」と懇願したい。


今手にしている能率手帳ゴールドにも、一緒につながって工程を進めたもう1冊があったのだな。そのもう1冊は、今誰が手にしているのだろう── そんなもう片方の手帳に、想いを馳せたくなります。



かがり


順番に重ねた折を接合するのが【かがり】の工程。1年間使い続ける手帳だから、丈夫な綴じが求められます。それだけでなく、開きがいいことも大事。その両方を叶えてくれるのが、強度の強い糸かがりです。


機械の最終工程部分の上にいくつも並んだ糸の愛らしいことといったら!ここから2本の糸で、手帳用紙がかがられます。手元の能率手帳ゴールドを開いていくと、ノド中央に縫い目があるページで糸を見られます。週間スケジュールページでは、9週間に一度この糸の縫い目に出会えます。



金付け


能率手帳ゴールドを手にして開く時、目にとまるのが紙の厚み三方にわたる金色で、これぞ能率手帳ゴールド!という部分です。この金色を塗る工程が【金付け】です。


金色といっても着色ではなく「本物のゴールド」が塗られているのですから、とびきり贅沢!そして見た目の高級感だけでなく、汚れにくい断面に仕上がるところが魅力です。その塗りかたは、紙束の側面にシート状の金箔を巻きつけて熱で塗るというもの。むらなく金箔を付けるためには熟練の技が問われます。まだ表紙のない手帳の中身が並べられ、ぐるりと三方に金箔が塗られた姿は圧巻のキラキラ。



手くるみ


能率手帳ゴールドの革表紙は、機械では接着できません。そこで熟練者の手作業で行われるのが、最後の工程【手くるみ】です。糊を本体に塗り、表紙と貼り合わせるまでがとても速くかつ正確!一度糊が付くと修正できないといいますから、スピードと正確さに加えて、集中力も求められる工程です。


職人の皆様の目は真剣そのもの。自分なら、熊の毛のはけに気を取られて集中できないことは明白です。このはけが、とっても素敵で、聞けばとてもお高いのだとか・・・。能率手帳ゴールドを手にする時には、このはけが表紙と見返しの間に撫でられたことを思い出したいと思います。




GOLDメンバーズクラブのみなさんの工場見学の感想をご紹介します!工場見学でご覧いただける手帳の製本工程を、文具ライター小日向京さんによる素敵なイラストでご紹介いたしましたが、いかがでしたでしょうか?


ここからは、2023年11月18日(土)に開催された工場見学会にて行われた、手くるみ体験や座談会の様子、いただいたご意見やご感想をご紹介いたします! 



手くるみ体験


工場見学が終了した後は、最後の工程として見学をした「手くるみ」を、革表紙とNOLTY 能率手帳ゴールドメモティの本冊を使って、参加者のみなさんにも体験していただきました! 

 


みなさん、のりを塗るためにハケを手に取り、まるで職人のような目つきで真剣に冊子の両面にゆっくりとのりを貼り、自分の手で作り上げられていました。その後、万力を使って圧着すれば完成です。みなさん綺麗に完成した世界でひとつだけのゴールドメモティを見て、「もったいなさ過ぎて使えない!」という声をそろえられていました!



最後は参加者との座談会!


工場見学会の最後は、ご参加いただいたみなさんと、JMAMの企画部の社員も交えて座談会を行いました!これからの時期は、まさに25年1月始まりの手帳の企画を考えるタイミング。みなさんからのご意見は、何らかの形で商品企画へ反映されるかも…?

 


今年から能率手帳ゴールドを使い始めた方はもちろん、30年以上も愛用してくださっている方もご参加されていました。革の風合いが好き、裏抜けしない用紙の書き心地が好き、他の手帳にはない高級感がモチベーションを上げてくれるなどなど、お気に入りのポイントもお話しいただき、みなさんの能率手帳ゴールド愛には頭があがりません!


 

また、工場見学を終えた直後ということもあり、「こんなにたくさんの工数をかけて作られているなんて思わなかった」「1ページ1ページ無駄にできない気持ちです!」といった、実際の製造工程を見た方ならではの感想もたくさんいただきました。


〈工場見学会参加者からのご感想をいくつかご紹介!〉

・自分が手にしている手帳がたくさんの職人さんの手で作られていることを知り、これまで以上に愛着が湧きました。また、意見交流会で同じゴールドユーザーの使い方や思いを知ることができ、大変刺激を受けました。意見交流会だけでも定期的に開催していただきたいです。

・この度は工場見学会に参加させていただきありがとうございました。

実際に作られている様子を見させていただき、正直ここまで丁寧に手作業で生産されているとは思っていなかったため大変驚きました。特に、ゴールドではない通常の能率手帳の側面を石で磨いていたことに驚きました。だからこそのあの輝きなんですね。これからも一冊一冊の手帳を大切に使わせていただきます。

・イベントは本当に素晴らしく、ゴールドユーザーが増えること間違いなしだと思います。特に手帳を作る方の想いが直に伝わって来ましたので私も使う時は生産者さんの事を思い浮かべて大切に使わないといけないなと思いました。


ご参加されたGOLDメンバーズクラブのみなさま、ご参加ありがとうございました!またこのような機会を設けられるように、事務局も企画したいと思います。


〈ときラボに工場見学会の感想も投稿いただきました!〉

ゴールド手帳の工場に行って来ました / ジュンペイさん

ゴールド手帳 工場見学会に参加しました / みどりさん

手帳工場見学会の感想 / mana96 さん



NOLTY 能率手帳ゴールド


〈2024年1月始まりの手帳の詳細やご購入はコチラから!〉

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今回はまだGOLDメンバーではなくて、申込できなかったけど、

わたしもぜひ作り手さんとお話がしたい!!

次回の開催を既に心待ちにしております😊

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2023.12.06

タビさん、次回をお待ちください。

返信する
2023.12.08

丁寧な工程を見学しまして、これからもゴールド手帳を大切に使用したいと思います。

返信する
2023.12.08

能率手帳憧れます♡

今はPAGEMを愛用しているので、

PAGEMの工場見学があったら、もう、本当に心の底から喜びます☆彡


また今回、NOLTY®さんについてゆっくり読ませていただきました♡

私がA6サイズの手帳を愛用しだした理由の一つが「ハガキサイズ」だったので、

手帳のサイズが当時のハガキサイズという点に、嬉しく思いました(*^^*)


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2023.12.10