【 藤原しおりさん 】過去に抱いた感情を振り返り、自分の未来を自分で創っていく

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「わたしの時間〈とき〉デザイン」では、時間〈とき〉をデザインしている方の取り組みや考え方、ライフスタイルのMyルールなどをご紹介していきます。


第1回目は、2020年3月にブルゾンちえみを引退し、現在はYouTubeやラジオパーソナリティーとして活躍されている藤原しおりさんです。

「わたしと書くこと」では、“書くこと”について色々お話いただきましたが、今回は藤原さんなりの“時間〈とき〉デザイン”について伺ってみました。


※時間〈とき〉デザイン を知りたい方はコチラ




◆前しか見ない、駆け抜けたブレイク期


私は、2020年の3月31日をもって所属事務所を辞め、「ブルゾンちえみ」ではなく、本名の「藤原しおり」になりました。


ブレイクし、忙しくて手帳を書けなくなった2017年からしばらくは、とにかく毎日何も考えずに、がむしゃらに走っていましたね。



今思えば、自分の心の声に耳を傾けたら、やっていることに「NO」って言わなきゃいけなくなっちゃいそうで、怖かったんだと思います。どっかで、そんな自分と向き合わないようにしてたところがあったかもしれません。色々なことがもうすごいスピードで進んじゃっていたから、本当にこれでいいのか、と考えることが怖かったんです。振り返らず、前しか見ないようにしていました。




◆ブレイク期に失いかけていた感情


当時は、事務所に所属していましたし、忙しすぎて自分のスケジュールを自分で組み立てられるような状況ではありませんでした。でも、私は自分でスケジュールを考えるのが好きだったから、次第に辛くなってきてしまったんです。日記を書く時間もなかったですし。



手帳を書いていて、「来月はどんな月にしよう」とワクワクするのは、次のページをめくるとまっさらなスケジュールがひろがっていて、リセットした気持ちになれるから。自分で自分の人生を作っているっていう感覚があったんです。


それがブルゾンちえみとしてブレイクしてから、私の手の中になくなっちゃったんですね。売れることはうれしいことではあるんですが、「1年とか先の未来も、私のものじゃないんだ」って思ったときに、めちゃくちゃ寂しくなってしまいました。未来にある仕事が嫌なわけじゃないんです。でも、「自分で作っていく楽しみ」がなくなっちゃったんです。


予定がなかったとしても、自由じゃない。まだ空いているだけで、もしかしたら何かは入る。それがずっと続いていくんです。自分の知らないところでどんどん予定が埋まっていく。「どうなるか分からない」っていうふわふわ感が、私にとってはストレスでした。


休みをとるときは、2~3カ月前から言う必要があって・・・でも、やりたいことや叶えてみたいこととかって、今はそうでも、そんな先のことなんて分からないじゃないですか。例えば、旅行の行き先も今はここに行きたいって思っていても、その時はもしかしたら違う場所に行きたいって思っているかもしれない。



でも、不思議なもんで、ああいうときって、自分の中の仕事へのエンジンを切らないから疲れないんです。一回エンジン切ると逆に疲れちゃう(笑)。機械とかでも言うじゃないですか。一回電源落とすほうがエネルギーを使うって。ひたすら予定をこなして、1日が終わっていきました。




◆ 書くことで自分の現状を把握する


こうした状況が重なって、次第に自分の生活や仕事がモヤモヤしてきたんです。ブレイク後1年は駆け抜けましたが、2年目以降になると今まで自分に向き合わなかったツケがやってきましたね。じわじわと「このままでいいんだろうか?」と感じてきたのです。


一時的な感情ではなく、「なぜこういう感情に至ったのか」を自分でも把握するために、この頃から、再び日記を書き始めていました。「なぜ嫌なのか」を書いて、それを何日か経った後みても、同じように嫌だと感じるか。


数日経ったら、「いやいや、こんなこと我慢すりゃいいじゃん」って思えるかもしれない……。今思えば、自分で決められるスケジュールがなくなって、手帳や日記を書かなくなったのは、私にとっては未来へのワクワクがなくなったことだったんだと思います。

 

▲藤原さんにとって、手帳は希望の象徴のひとつ



今年は、4年ぶりに手帳を買ったのですが、スケジュールを決める主導権が私に戻ってきたから、「買おう」ってなったんだと思います。未来をデザインする心の余裕も生まれてきたからかな、と。


「こうしたい」って分かっている時や、先が見えている時は、そこまで書きたいことはないかもしれません。でも、ああだこうだ悩んでいるときって、やっぱ書きたい。悩んでいるときとか、「これからどうなるんだろう」って漠然と考えている時のほうが、私は手帳が必要なのかもしれません。




◆手帳に書くこと=未来を描くこと


そろそろ2021年も終わりが近づき、2022年がやってきます。目標は、やっぱり年始に立てますね。手帳を買ったタイミングや、「今年からこれを使うぞ」というときに、去年の目標を振り返ります。これは引き続きだなとか、この目標もういいわ、とか……。1年でこんなに気持ちって変わっちゃうんだなとかもあります(笑)

 


私が一番、希望を抱くのは、空いているスケジュールを見て、「どうやって未来をデザインしていこう」というのを考えるときです。だから、スケジュールが多い、少ないは関係ないんです。外で忙しくしていても、家でのんびりしていてもいい。どんな予定でも良い。今は未来を「デザインできる時間」が手元にあることが本当に幸せです。


全部が自分の時間で、管理できる。手中にあるこの手帳が、「私はこのときに何でもできる。どうにでもなれるんだ」って背中を押してくれているんです。2022年をどういう一年にしていこうか、今からわくわくが止まりません。




〜編集後記〜

芸人さんからのキャリアチェンジ・ライフチェンジをされた藤原さん。「未来を『デザインできる時間』が手元にあることが本当に幸せです。」と話しながら手帳を手に持たれていた姿がとても印象的でした。過去に抱いた感情を振り返り、自分の気持ちを大事に、自分の未来を自分で創っていくという、まさに時間〈とき〉をデザインされていらっしゃる方でした。手帳を持つことで未来にワクワクする気持ち、わかります!藤原さんは、時間〈とき〉をデザインするためのツールのひとつとして手帳を活用されていて、私たちも学ばせていただくことが多かったです。藤原さんのこれからも、本当に楽しみです!




藤原さんの記事の感想や気づきなどは、ぜひコメント欄に書いて教えてくださいね!





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「未来をデザインする時間」というワードが、とても心に染みました。毎日同じようなルーティーンの生活の中で、「明日は何をしたい」とか「この日はコレをしよう!」とか、ワクワクに向かって未来の計画をたてることを忘れてました。手帳も事後記録を残すものとしての役割になってしまい、先のページに書き込むのは家族の行事や仕事のスケジュールだけになってました。1つずつですが、未来のワクワクを書き記すと気持ちが前向きになるように感じます。藤原さんの経験を交えたお話を読んで素敵な未来時間を増やしていこうと思いました!

2021.12.17