時間〈とき〉ラボ運営事務局 さん
「わたしの時間〈とき〉デザイン」では、時間〈とき〉をデザインしている方の取り組みや考え方、ライフスタイルのMyルールなどをご紹介していきます。
第9回目のゲストは約2万本のマスキングテープを収集し、ご自身でも海外からシールやマステなどを輸入・販売されているあおさん。「わたしと書くこと」では、デコレーション手帳についてお話を伺いました。6冊の手帳を使い分ける手帳愛好家のあおさんですが、「NOLTY ライツ2小型版」は「ポジティブなことを書く用」、「NOLTY 能率手帳1小型版」は、「ネガティブなことを書く用」と、自分の感情を2冊の手帳に書いて使い分けていらっしゃいました。手帳を使い分けることや手帳を選ぶ過程を通して自分との対話の質が高くなったというあおさんの「時間〈とき〉デザイン」を深掘りしていきます!
2冊の手帳を使い分けることで、プラスもマイナスも振り返ることができています。書くのは同じ日なんです。だから矛盾したことを書くこともあるんですが、ちゃんと肯定し合いたいと思っています。2冊の手帳を使いはじめたのはInstagramのフォロワーさんがやられていたのを見て、当時ネガティブだった自分を変えたい!と思い、始めたのがきっかけです。
▲「NOLTY ライツ2小型版」には「ポジティブなことを書く用」(左)、「NOLTY 能率手帳1小型版」には「ネガティブなことを書く用」(右)
ポジティブなことを書く用の手帳は、その日あった「スリーグッドシングス」が書けるように、1日の出来事がある程度書き込めるスペースが欲しくてこの日記欄を選びました。「そんなしんどいときでもいいことできたじゃん、私」と思ってその日一日をハッピーで終わるためのものです。
ネガティブなことを書く用の手帳は、自分で悪かったことはちゃんと受け止めるためのもの。マイナスなことを書くので、一行や二行書けるくらいがちょうど良くてレフトタイプを選びました。右ページはその週を振り返って最後は自分を肯定してあげるようなまとめページとして使っています。
▲気分に合わせてシール等を使ってデコレーションも。振り返ったときに、使っているシールなどをみて、当時の自分の気持ちや好きなものがわかるそう。デコすることで気分も高まり、書けなかった日の空白も気にならなくなるそうです。
しんどかったときには、自分に「おつかれさま」って労ったり、「今週はこんな週だったから来週はこういう週にしよう」とか、書き終わったらポジティブな気持ちになっているんです。それに、後から見返していても、嫌なことがあった日でさえ、結構いい日だったんじゃないかって思えてきて、書いているうちにモチベーションがあがります。
毎日続けていくためにも、NOLTYのこのサイズ感が少し書けるくらいなのもちょうどいいです。書き始めてから日々の振り返りができるようになったので、夫と喧嘩しても「自分ばっかり」って思うのではなく、自分が悪かったところは客観的に受け止めて謝れるようになりました。夫からもそれは言われるので良い変化ですね。手帳のおかげで自分を良い方向に変えていけている感覚はあります。
▲Instagramで「ポジティブなことを書く用」と「ネガティブなことを書く用」を書き分ける手帳術を知ったり、デコレーションのヒントを見つけたり、お友だちと一緒に手帳デコをインスタライブでやったり、あおさんにとってInstagramは世界を広げてくれるツールになっているそう。
ポジティブ・ネガティブ用の手帳以外にあと4冊の手帳があって、それぞれ用途を分けています。例えば、子どものPTAのことなどは育児手帳(日記)に。家事や自分の仕事のTO DO管理手帳と用途が違うので、書いている内容もデコレーションの雰囲気も違います。
▲あおさんの6冊の手帳の一部と日記帳
手帳を使い分けるにあたって、「手帳会議」をするんです。何かを変えたいと思っていたり思い出として残しておきたいことがあったりと目的があって、その用途別に手帳を使っているので、今自分がなにを必要としているかがわかるんです。自分が書きたいこと、なんのために書くのかが客観的に見えるようになりました。頭の中にあるだけだとモヤモヤしてしまうところを書き出すと、「これにモヤモヤしてたんだ」って気づけます。手帳会議をして手帳を選び、それぞれの手帳を使い分けることで、文字にすることの大切さを知った、という感じです。
毎日当たり前に嫌だと思いながらやっていた家事だって、「私、結構やってるじゃん」って思えるようになりました。お皿洗いが嫌いだから、本当は好きな料理でさえ嫌いになってしまっていたんです。家事って誰かに褒めてもらえる機会ってあまりないですからね。それが「結構やっているじゃん」って思えることで手帳を通じて自分を褒めてあげられました。ただ可視化されるのでサボっている日もわかっちゃいます(笑)。
▲旦那さんへの「ごめんね」が書かれたページを見せてくれるあおさんの笑顔がとってもチャーミング♪
おかげでネガティブな性格だった私にも、自分のことを考えてくれる人、味方でいてくれる人がいることに気づけたり、何日も引きずっていたネガティブな気持ちを書いて振り返ることで切り替えられるようになりました。自分のことを好きって言ってくれる人がいるから、自分のことも少しずつ好きになれる、好きになれているなと思っています。
やりたいこと、やってみたいことがたくさんあるんです。今年の7月〜12月でもやりたいことが100個あるくらい。季節を楽しむためのイベントや趣味のこと、自分の夢を叶えるためのことを書き出しています。
いつか自分のお店を構えることが夢なんです。コロナ禍中に、自分が可愛いと思って海外から輸入したシールやペーパー、マステを取り扱うネットショップを立ち上げました。今はSNSのライブ配信で自分の気持ちを込めて、自分の言葉で紹介して販売しています。
いずれ実店舗を作り、好きなモノに囲まれた空間で、お客さんのお顔を見て会話を重ねながら販売していくのが夢です。そのための目標もあって、メディアでのお仕事もその夢を叶える通過点の一つだと思っています。でもメディアに出る前は出るべきかどうかすごく迷っていて。そういうときの迷いも手帳にたくさん書きました。書き出して書き出して書き出して客観視できて、周りの方々からの言葉もあって出る決心をしたんです。
マステの魅力を伝えていきたいです。いろんな色やデザインがあって、かわいくて、集めても一個当たりの値段が苦にならない金額で、小さいから置き場にも困らない。私自身いっぱい集めて、いっぱい並べたくなるこの気持ちが止まらないので、国内外の作家さんやメーカーさんのマステを知りたいです。
実店舗を出すことの期限を決めているわけではないので、メディアに出たりしながらも今はフォロワーさんとの交流を楽しんでいます。自分の夢や気持ちがぶれずに行動できるのは、手帳のおかげです。どこのマスキングテープか聞かれたらすぐ答えられる「マステマスター」を目指しながら(笑)。
2023年の目標についてあおさんに、NOLTYの1年を楽しくする100の小さな目標を気軽に作ることできるジェネレーター「NOLTY 1年でやりたい100のコト」のガチャにトライしていただきました!
ピンクの部分が、2023年あおさんがやりたいことだそうです♪
>>編集後記<<
マスキングテープの魅力を語るあおさんはキラキラしていて楽しそうで、本当にマステが好きなんだなぁとほっこりした気持ちでお話を伺いました。ご自身を「ネガティブな性格」と仰っていましたが、手帳をきっかけに振り返りとご自身の人生を前に進めているのだと感じ、応援したいと思うフォロワーさんがたくさんいるのもとてもわかる取材となりました。手帳があおさんのこれからの夢や人生に良い影響をもたらすアイテムであることを願ってやみません。これからも、マステでかわいくデコレーションされたあおさんの手帳を見ていきたいです!
1年を楽しくする100の小さな目標を気軽に作ることができるジェネレーター「NOLTY 1年でやりたい100のコト」を特設Webサイトにて公開しています。やりたいコトが1個あると、1日はちょっと楽しくなる。やりたいコトが100個あれば、1年はもっと楽しくなる。そんな想いから「1年でやりたい100のコト」が誕生しました。
▼「1年でやりたい100のコト」特設サイト:クリックしてご参加くださいね!
「やりたいコト」を自由にフリーワードで入力できるのはもちろん、キーワードからの検索機能や、思わぬ発見を手助けするガチャ機能を搭載し、豊かな一年になるための仕掛けをご用意しました。完成したリストは、スマホの壁紙や、印刷して手帳に挟めるサイズなど複数パターン用意しており、日常生活の中で使いやすい形でアウトプットできます。
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